内容説明
俳人・山頭火は〓き水の名人だった。彼の足跡を辿って全国25カ所の名水へ。コンピューターによる水質分析データを掲載。
感想・レビュー
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TakaUP48
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97歳で亡くなられた仏教詩人・坂村真民の世界を、絵馬師・殿村進が画と書で描いた大人の絵本。愛媛県砥部町の「たんぽぽ堂」で居を構えていたというが、そこをどこかの孫娘が薬屋と間違えたのを祖母が「心の薬」を作ってくれるところだ話す会話の詩が面白い。「念ずれば花ひらく」は有名な詩だが、自分としての一番のお気に入りは「ただ」。この作品の殿村氏の字も絵も良い!あまり悩みの少ない自分にとって、言葉の貯金をするべき「詩」を探すために手にした一冊。素朴でひらがなが続く詩が良い。素直に、心に染みこんでくる。 2023/12/09