内容説明
芥川龍之介の孫とひ孫の猫暮らしエッセイ集。
目次
プロローグ 猫好き誕生
1 猫の足跡(猫礼賛;ニャモ先輩;ミミが来た日;ミミ三昧 ほか)
2 人と猫との間に(ベテラン猫の教え;ひとりぼっちの仔猫;遊べ遊べ;縄張り ほか)
エピローグ うちの犬党と猫党
著者等紹介
芥川耿子[アクタガワテルコ]
神奈川県出身、エッセイスト。芥川比呂志、瑠璃子夫婦の三女として生まれる。学生時代から詩やエッセイなどの創作活動に励み、ユーモア溢れる文章を雑誌などに発表している
芥川奈於[アクタガワナオ]
東京都出身。女子美術大学芸術学部卒業後フリーランスのイラストレーターとして連載を持つ。WEB媒体にコラム掲載。2015年個展「大切なことは全部、猫が教えてくれた。」を開く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ままこ
73
「月間ねこ新聞」に連載されてた猫エッセイ。昭和から令和まで共に暮らした歴代の猫たちのことが猫愛溢れる視点で描かれている。野良猫で庭にいついたり保護して飼い猫になったのが多い。作者の猫三大ニュース、二十年生きた長寿猫フワちゃん、両後脚麻痺を克服したパーマン、子育て放棄された子猫たちを自分の子供たちと一緒に育てた猫ニャモ。生き物を飼う心構えや反省点に共感した。芥川家の猫たちは幸せだったと思う。文は芥川龍之介の孫の芥川耿子さん、絵はひ孫の奈於さん。猫好きは母から娘に受け継がれているようだ。2024/02/19
宇宙猫
21
★★★★ 子供の頃から今まで飼ってきた猫のエッセイ。猫が家と外を出入りするのが当たり前の時代、沢山の猫達との出会いがうらやましい。イラストがとても可愛い。2020/04/14
たまきら
18
猫好きにはほっこりするお話と愛らしい絵ではありますが、芥川さんでなければ出版されてないのでは…とちょっと意地悪かもしれませんが感じてしまったのも事実です。逆に芥川家をもっと紹介してたら、読む人も多いのかも。2020/10/14
tencoz
5
理想の猫本に出会ってしまった。私の理想とは、「ソフトカバー・A5・平易な文章でカラーの挿絵(もしくは写真)がある・2000円以内」というもの。ドンピシャです。内容は猫が好きであればウンウンと頷きながら読めるもので、大きな事件やエピソードはないけれどもホッコリする。イラストが可愛くてページを開くだけでも可愛い。表紙もめっちゃ可愛い。心が疲れた時に猫を膝に抱きながら読み返したい、そんな本です。2023/02/12