内容説明
いまや鎮静化したかに見えた暴力団組織であったが、実は着々としてその組織の国際化が謀られていたのだった。彼らはアメリカや東南アジアの組織と手を結び、その勢力の巻き返しをねらっているのだが、その最大の障害となるのがご存じ“鬼の軍団”竜崎軍団だ。大統領諮問委員会(PSB)の美人捜査官リタと麻薬検察官テッドらの命を執拗にねらう外国人腕きき殺し屋ども、密かに来日中の神氏と竜崎三四郎を慕うその愛娘桜の危機、謎の怪人ゴンザレス大尉に率いられたおそるべき殺人部隊。元フラリア国の狙撃部隊員の大挙潜入といった事態に、敢然として囮を買って出たリタ。―精強竜崎軍団対世界最強の殺し屋部隊の凄絶な死闘のときが、いま刻々と迫る。