出版社内容情報
初秋の塩原温泉、世にも奇怪な毒薬決闘が行われようとしていた。ひとりの美女をめぐっての、美青年三谷房夫と画家岡田道彦との決闘だった。決闘に敗れた岡田が“畑柳未亡人”というふしぎなことばをのこして温泉から去った後、三谷と倭文子が泊まる旅館へ、蛭田嶺蔵と名のるくちびるのないがいこつ男がやってきた。幽鬼のようなぶきみながいこつ男の魔手は、倭文子とその息子・茂少年の上に迫る!
警察の必死の追及を翻弄するバケモノ VS 名探偵・明智小五郎!
江戸川乱歩[エドガワランポ]
著・文・その他
落合教幸[オチアイタカユキ]
監修/解説
内容説明
初秋の塩原温泉、美貌の柳倭文子を巡り二人の男、三谷房夫と岡田道彦が毒薬を用いて決闘を行う。勝った三谷房夫は未亡人柳倭文子を手に入れ、一方で負けた岡田と思われる人物の水死体が半月後に発見される…その頃から倭文子の周囲には怪しい人物が現れるようになっていく。倭文子の六歳になる息子が何者かに誘拐され、身代金を要求する電話が入る。倭文子の恋人三谷は名探偵・明智小五郎に捜査を依頼。吸血鬼のごとき怪人の正体を、明智探偵は見破ることができるのか?
著者等紹介
江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和11年から「怪人二十面相」を少年倶楽部に連載、少年探偵シリーズは晩年まで続く。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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