ローマが風景になったとき―西欧近代風景画の誕生

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  • サイズ A5判/ページ数 205,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393955079
  • NDC分類 723.05
  • Cコード C0071

内容説明

18世紀後半からイタリアで興隆し、西欧各地に広まった「油彩スケッチ」のありようを実証的かつダイナミックに捉えた斬新な風景画史。

目次

クロード・ロランとその時代
ヴェルネからヴァランシエンヌへ
ナポリの壁とローマの屋根
ローマのフランス・アカデミーと戸外制作の展開
新古典主義と風景スケッチ
グラネの愛したコロッセオ
一八一八‐二一年のミシャロン
一八二〇年代のコローとイタリア
ローマのドイツ人風景画家たち
コンスタブルと雲の習作
フォンテーヌブローの森の中で

著者等紹介

小針由紀隆[コハリユキタカ]
1954年、東京都生まれ。慶応義塾大学大学院修士課程修了。フィレンツェ大学にてイタリア絵画史を学ぶ。国立西洋美術館客員研究員。慶応義塾大学ほかで美術史を講義。現在、静岡県立美術館学芸部長。主たる研究領域は、17世紀から19世紀前半のイタリアにおける風景画の諸問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Meroe

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戸外での油彩スケッチはどのようにして行われ、歴史的風景画、自然主義的風景画はどのように描かれていったか。ローマ(イタリア)の画家たちがローマを描き、外国の画家たちもやってきて描く。ローマ賞コンクールでのイタリア留学。画家たちの制作が中心で、ローマとピクチャレスクの結びつきの成立を知りたくて読んだがそれについてはあまり書かれていなかった。2012/02/06

ik

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印象派以前にフランスアカデミーにおける風景画がいかにして発展していったかがよくわかる。ローマというトポグラフィーの近代における意義を考えるのによい契機となった2011/07/21

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