内容説明
とこしえの美しい響きに導かれて…モーツァルト受容の現在。“モーツァルト・クロニクラー”最新論集。
目次
1 モーツァルト生誕二五〇年祝年に寄す(「魂の鏡」として;十八世紀の奇蹟、現代の奇蹟;「鳴り響く文化財」の糧―三つの“モーツァルト年”断想;ザルツブルクにて―二つの妙なる響き;「モーツァルト・クラング」の復権;「モーツァルト時間」の至福;回顧 モーツァルト生誕二五〇年祝年)
2 モーツァルトの諸相―日本モーツァルト研究所(祝年プロジェクト)から(自筆譜は語る;モーツァルトは遊ぶ;遊ぶ人モーツァルト(ギュンター・バウアー)
モーツァルトは歌う
モーツァルト、日本に来る
モーツァルト、十九世紀の響き
レヴィンのモーツァルト
傑作オペラ散策)
3 モーツァルト再発見(モーツァルトの告白―手紙に見る人間像;神童の証し―「ロンドン・ソナタ」集;フルート協奏曲の世界;モーツァルトと息;成功と悲惨のあいだ―二つの五重奏曲;演奏会用アリアの饗宴;《フィガロ》断章;一七九一年の謎;モーツァルト伝説とミュージカル)
著者等紹介
海老澤敏[エビサワビン]
東京生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科美学専攻修士課程修了。現在、尚美学園大学大学院特別専任教授、日本モーツァルト研究所所長、日本モーツァルト協会会長等の職にある。ザルツブルク国際モツァルテーウム財団名誉財団員、同財団モーツァルト研究所所員。ボローニャ王立音楽アカデミー(レアーレ・アッカデーミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャ)名誉会員。国立音楽大学名誉教授。元国立音楽大学学長・学園長・理事長、前新国立劇場副理事長、同オペラ研修所所長。日本音楽学会会長、日本18世紀学会代表幹事等を歴任。サントリー学芸賞、芸術選奨文部大臣賞、日本放送協会放送文化賞、ザルツブルク州黄金勲章、オーストリア共和国有功勲章学術・芸術第一等十字章、フランス政府学術功労勲章オフィシェおよび芸術文化勲章オフィシェ、紫綬褒章等を受章(賞)。平成19年度文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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