音楽で寄り添うということ―ホスピス緩和ケアの音楽療法

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393935521
  • NDC分類 490.14
  • Cコード C0073

内容説明

誰のための音楽なのか?どうして音楽なのか?原則となるホスピスマインドから臨床の実際まで、ホスピス緩和ケアの草創期から臨床の最前線で模索してきた音楽療法のかたち。

目次

1 ホスピスマインドとは何か―音楽療法士の視点から(「構える心」から「心のありかた」へ;音楽療法との出会い―一九九一年 ほか)
2 ホスピス緩和ケア―現状と課題(もてなす心を忘れずに;ホスピス緩和ケアとは ほか)
3 ホスピス緩和ケアの音楽療法―臨床の実際(救世軍清瀬病院ホスピス・緩和ケア病棟の音楽療法;チームの中での音楽療法の位置づけ ほか)
4 音楽療法で可能になるもの(深層への「旅」;「健やかな在り方」の探求 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スタビライザー

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Not doing,but being.「何かをする」のではなく、「そばにいる」こと。 この言葉は、緩和ケア病棟やホスピスで患者や家族のケアに携わる者にとってとても大切な基本となる指針らしい。ホスピスに入院しても、それで痛みが無くなるわけではない。それは決して珍しい事ではない。その際、期待の分だけ患者の苦痛は大きくなるし、家族やスタッフは自分を責める事がある。だが、たとえ何もできないと思っても、相手の苦しみを理解しようとする姿勢で「共にいる」「そばにいる」ことはできる。この姿勢を保つ事が重要なのだ。2010/11/22

るな

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音楽療法士を目指す人は一度目に触れてほしいと、音楽療法を学ぶ一学生として思いました。 何かをする上で人は「〜したい、〜のためになりたい」といった思いが少なからずあると思いますが、そういった多少なりとも含むであろう自身のエゴを具現化する職業で、人生の終わりに直面している方々にどのように接していくべきか、また、接することが許されるのか、鬱々と考えていた自分にとっては、とても良い本でした。 答えが見つかったわけではないですが向き合っていきたいと思います。2019/08/13

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