サウンドスケープの詩学 フィールド篇

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  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784393935330
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0373

出版社内容情報

日本各地の「音の風景」を今日的な視点から解説した文化論。昨今の環境問題に取り組む有効な視座を提供する。

内容説明

音の風景、五感の旅。“環境の時代”をしなやかに生きる暮らし方・考え方。人間と自然をつなげる=こどもたちとの共同作業。

目次

1 音風景への旅(プロローグ 残したい音の風景を訪ねて―大きな楠のある境内の音;聴く文化の保存に向けて―遠州灘の波の音 ほか)
2 サウンドスケープの考え方(音楽教育とサウンドスケープ・1 音楽と環境をつなぐ―戸隠高原、野鳥の声;音楽教育とサウンドスケープ・2 サウンドスケープという概念―善光寺の鐘の音 ほか)
3 環境教育/学習に向けて(サウンドスケープの考え方を教室に導入する・1 戸塚第二小学校の試み・1―関門海峡の潮騒と汽笛;サウンドスケープの考え方を教室に導入する・2 戸塚第二小学校の試み・2―立山の雷鳥の鳴き声 ほか)
4 「音楽」とは何か―「サウンド」と「ミュージック」の架け橋(サウンドスケープ教室の原点にもどる・1 こどもはサウンドコーディネイター―禅定院大銀杏の葉ずれ音;サウンドスケープ教育の原点にもどる・2 身体の記憶と「五感の音楽」―東山植物園で聞こえる野鳥の声 ほか)

著者等紹介

鳥越けい子[トリゴエケイコ]
東京芸術大学音楽学部(楽理科)卒、同大学院修了。1980年カナダ政府招聘留学、1982年ヨーク大学芸術学部修士課程修了。帰国後、日本各地の音文化の調査研究をおこなう一方、「サウンドスケープ」をテーマに、まちづくり、環境デザインから環境教育に至る各種のプロジェクト、都市をフィールドにしたワークショップ等を展開している。2001年大阪芸術大学論文博士号(芸術文化学)取得。専門は音楽学、サウンドスケープ論、環境美学、音・音楽とまちづくり。現在、聖心女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mariyudu

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'96年の国家プロジェクト「日本の音風景100選」に歩調をあわせる形で、かねてから著者が啓蒙活動されている「サウンド・スケープ」なる概念への取り組みを語った本。俺は中学生時分から「生録」と称して様々な音風景の収集をしていたのだけど、未だにこの思想にはリアリティを感じられない。ただ「好きだから」でも全然構わないとは思うけど、自分にとっての「音」とは何なのかをそろそろ考えてもいいのかも知れん。2016/12/11

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