魔笛―文明史の劇場

電子版価格
¥2,750
  • 電子版あり

魔笛―文明史の劇場

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 284,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393934524
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C0073

出版社内容情報

18世紀は時代の転換期であった。モーツァルトの名作オペラ『魔笛』には彼の時代観と世界観が如実に表されている。社会史・精神史との関わりで描くドラマツルギーの本質。

内容説明

Mozart、時代の呼吸。社会史・精神史との関わりで描く生と死のオペラツルギー。モーツァルティアンの好奇と興奮を呼ぶ『魔笛』解釈の斬新な視点。

目次

第1部 文明史のなかの魔笛(原作をめぐる謎;18世紀のメッセージ;ツァウバーフレーテ ほか)
第2部 精神史としての魔笛(宇宙観の変容;神か、神々か;死のドラマツルギー ほか)
第3部 魔笛の風景(『魔笛』ストーリー;象徴としてのフルート;“女性”の発見 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

16
美的モデルネへの関心から、先週は20世紀のファシズムを読んでいたが、今週は18世紀に戻り、啓蒙主義時代の音楽と建築。個人主義と合理主義はフリメーソンとは無縁と思うが、キリスト教を相対化したとはいえ、やはり、どちらの分野も宗教とは関わっている。フランス革命やアメリカ独立にも引き継がれる。18世紀、ルドゥーの製塩工場とモーツァルトの魔笛、そこには古典主義とロマン主義、或いは進歩主義と保守主義の対立があるようだ。この書は「魔笛」の解説だが、オペラと劇場、その歴史的宇宙観と現実的自然観をわかりやすく対比している。2021/07/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1457020
  • ご注意事項

最近チェックした商品