春秋社音楽学叢書<br> 言葉を奏で、音楽を読む―世紀転換期の“フランス・オペラ”をめぐって

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春秋社音楽学叢書
言葉を奏で、音楽を読む―世紀転換期の“フランス・オペラ”をめぐって

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393932414
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C0073

出版社内容情報

作家と作曲家が直接コラボレーションするとき、どのような融合や摩擦が起こり、創造性が生まれるのか。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、「フランス的な音楽劇」を語り、奏で、創造しようとした芸術家たちがいた。エミール・ゾラとアルフレッド・ブリュノー、アナトール・フランスとジュール・マスネ、ピエール・ロティとシャルル・ケクラン、モーリス・バレスとリヒャルト・ワーグナー……さまざまな作家と作曲家たちの軌跡を、ドイツ語圏を含むオペラ受容史を含む多角的な視座から読み解く。


【目次】

序 論 「言葉を奏で、音楽を読む」とは?(林信蔵)

第1章 小説家が主導するオペラ共作――理論的言説・往復書簡・手書き楽譜草稿(林信蔵)

第2章 フランスにおける散文オペラ論の諸相――グノー、ブリュノーからドビュッシーへ(成田麗奈)

 コラム①  アルフレッド・ブリュノーを探して(寺田寅彦)

第3章 ドイツの音楽家視点から眺めた近代フランス・オペラ略史――《タンホイザー》パリ初演から《カプリッチョ》初演まで(広瀬大介)

第4章 「オリエント」を読む、描く、演じる――近代フランスにおける異国趣味の拡張と反転(福田美雪)

第5章 ベル・エポックのオペラが照らした奇跡の物語――マスネが奏でたアナトール・フランスの文学(笠原真理子)

第6章 物語論とオペラ――ゾラのオペラ台本における紋中紋(中村翠)

第7章 音楽の紋中紋――ケクランが《ペルシアの時》で描く「想像の旅」の始源をめぐって(川上啓太郎)

 コラム② ランボーとヴェルレーヌの「オペラ」(倉方健作)

第8章 モーリス・バレスのワーグナー受容――《パルジファル》を中心に(田中?三)

あとがき

索引

内容説明

作家よ、音楽家たちよ、共に劇場に立て。ゾラとブリュノー、アナトール・フランスとマスネ、ロティとケクラン、バレスとワーグナー…19世紀末から20世紀初頭、「フランスの音楽劇」をめぐって共鳴し合った作家と作曲家たちの軌跡を、さまざまな視座から読み解く。

目次

序論 「言葉を奏で、音楽を読む」とは?(林信蔵)
第1章 小説家が主導するオペラ共作 理論的言説・往復書簡・手書き楽譜草稿(林信蔵)
第2章 フランスにおける散文オペラ論の諸相 グノー、ブリュノーからドビュッシーへ(成田麗奈)
第3章 ドイツの音楽家視点から眺めた近代フランス・オペラ略史 《タンホイザー》パリ初演から《カプリッチョ》初演まで(広瀬大介)
第4章 「オリエント」を読む、描く、演じる 近代フランスにおける異国趣味の拡張と反転(福田美雪)
第5章 ベル・エポックのオペラが照らした奇跡の物語 マスネが奏でたアナトール・フランスの文学(笠原真理子)
第6章 物語論とオペラ ゾラのオペラ台本における紋中紋(中村翠)
第7章 音楽の紋中紋 ケクランが《ペルシアの時》で描く「想像の旅」の始源をめぐって(川上啓太郎)
第8章 モーリス・バレスのワーグナー受容 《パルジファル》を中心に(田中〓三)

著者等紹介

林信蔵[ハヤシシンゾウ]
福岡大学人文学部教授、専門は日仏比較文学、および文学と音楽との比較芸術論。京都大学大学院人間・環境学研究科で博士号を取得後、東京藝術大学大学院音楽研究科で二つ目の博士号を取得する

中村翠[ナカムラミドリ]
京都市立芸術大学美術学部准教授。パリ第三大学ソルボンヌ・ヌーヴェル博士課程修了。博士(文学)。専門はゾラを中心とするフランス自然主義文学、およびアダプテーション研究

川上啓太郎[カワカミケイタロウ]
国立音楽大学、東洋大学、上野学園短期大学非常勤講師。国立音楽大学大学院博士後期課程修了。博士(音楽学)。専門は和声と形式に関する音楽理論、およびケクランを中心とするフランス音楽(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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