内容説明
モダン楽器でバロック音楽を演奏するときに知っておきたいこと。バロック奏法の大家が伝授する、バッハ名曲の演奏法。ピリオド楽器の特性と奏法、背景にある音楽思想を簡潔に紹介、1曲ずつ譜例をまじえてていねいに解説する。
目次
第1部 バロックの様式と演奏法(イントロダクション;バロック奏法について―全般的なアプローチ;右手―弓を操る腕;左手―ポジション、音律、調弦、ヴィブラート、装飾;ヴァイオリンによるポリフォニー―フーガについて;手稿譜とエディション)
第2部 バッハ無伴奏ソナタ&パルティータの演奏法(ソナタ第1番ト短調BWV1001;パルティータ第1番ロ短調BWV1002;ソナタ第2番イ短調BWV1003;パルティータ第2番二短調BWV1004;ソナタ第3番ハ調長BWV1005;パルティータ第3番ホ長調BWV1006)
補遺 想定される速度表示
著者等紹介
シュレーダー,ヤープ[シュレーダー,ヤープ][Schr¨oder,Jaap]
ヴァイオリニスト、指揮者、教育者。1925年生まれ。アムステルダムとパリでヴァイオリンと音楽学を学ぶ。ヒルヴァーサム放送室内管弦楽団、オランダ弦楽四重奏団での活動を経て、1960年にグスタフ・レオンハルト、フランス・ブリュッヘン、アンナー・ビルスマとともにクアドロ・アムステルダムを結成。いわゆる古楽運動の牽引役として、音楽界に多大な影響を与えた。エステルハージ・クァルテット、ロンドン古楽アカデミー、スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズなどで活躍
寺西肇[テラニシハジメ]
音楽ジャーナリスト。1965年、神戸市生まれ。産経新聞大阪本社文化部で音楽担当として、幅広いジャンルについて執筆。特に古楽では、G.レオンハルト氏ら50人以上の演奏家にインタビューを行った。2009年3月に退社、フリーとなる。バロックヴァイオリンを中山裕一氏、寺神戸亮氏らに学ぶ。指揮と室内楽を延原武春氏に師事。05年5月にバッハアルヒーフ・ライプツィヒ内のゾンマーザールで「バッハと偽作」をテーマにパフォーマンスを行うなど、バロックヴァイオリン奏者としてのステージ経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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