出版社内容情報
音楽作品とは何か,分析・批評等の言説の意義と方法論,現代音楽の行く末記号学的三分法をモデルに,音楽学の基本命題について大胆な仮説を展開する刺激的な音楽文化論。
内容説明
音楽とはなにか、作品とはなにか、極端にオブジェ化した現代音楽をどう捉えるか?音楽学が容易に解決し得ない基本命題を問いかえし、音楽の未来に向けた新したパラダイムを示す問題作。
目次
第1章 記号学の理論
第2章 音楽の概念
第3章 音楽作品の概念
第4章 音のオブジェの記号学的地位
第5章 音楽の象徴的意味
第6章 音楽分析の対象
第7章 音楽分析の記号学
第8章 音楽家の言説
第9章 和声
第10章 旋律
第11章 リズムと韻律
第12章 調性から無調へ