内容説明
爾来、戯れ遊ぶ〈天才〉観念のうちに称揚され、粉飾されて来た作曲家像に新たな挑戦を試みる。モーツァルトは何を考え作曲の筆を運んだのか。
目次
1 「メサイア」は誰か(サリエリ―奇妙な現象;レオポルトとヴァン・スヴィーテン;〈メサイア〉と『メサイア』;インテルメッツォ;美と崇高の原理)
2 シヤイベ・フリーメイスン・18世紀(ハルモニア・バッハ;耳の喜び―その後のシャイベ;インテルメッツォ;真の調和―フリーメイスン)
3 モーツァルトの仕事部屋(死者の安息を…;とこしえの戸よ高くあがれ;再び死者の安息を)