出版社内容情報
大作曲家の影に名脇役あり。彼らがいなければ音楽史は大きく塗り替えられていたかも。25人の多士済々、その知られざる実像に迫る。
【著者紹介】
1969年、東京生まれ。横浜国立大学准教授(ヨーロッパ文化史)。著書に『モーツァルトを「造った」男:ケッヘルと同時代のウィーン』(講談社現代新書)、『オーケストラの文明史:ヨーロッパ三千年の夢』(春秋社)ほか、多数。
内容説明
影の主役が切り拓く音楽の真実!多才にして行動派、上昇志向をたぎらせたやり手の野心家、情熱的な協働の担い手、新手のパトロネージ…。25名の「仕掛人たち」の活躍に浮かび上がる生々しいもう一つの西洋音楽史。
目次
チャールズ・バーニー―「音楽学」を築いた探検家
ヒエロニムス・フォン・コロレド―二人の有名人に貶められた名君
ゴットフリート・ファン・スヴィーテン―啓蒙の支援者 ウィーン古典派のシンクタンク
ルドルフ大公―ベートーヴェンに弟子入りした“音楽の都”の後見人
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ―シユーベルトお気に入りの文豪は宮仕えがお好き
イニャス・プレイエル―楽才か商才か 楽譜出版からピアノ製造へ
ドメニコ・バルバヤ―“雑草魂”興行師のロッシーニ売込み作戦
アントン・シンドラー―ベートーヴェン・イメージを作った迷?コピーライター
ジャコーモ・マイアベーア―スペクタクル作家の流儀 グランド・オペラの隆盛と黄昏
マリー・ダグー―サロンのマダム、女性の自由に目覚める〔ほか〕
著者等紹介
小宮正安[コミヤマサヤス]
1969年、東京生まれ。横浜国立大学教育人間科学部准教授。東京大学大学院人文社会科学研究科博士課程満期単位取得。専門はヨーロッパ文化史。脚本執筆や、『レコード芸術』をはじめとする雑誌への寄稿など、多方面で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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