内容説明
自然に仕え、自然と共生する農のすがた。福岡自然農法、世界を駆け巡る。「粘土団子」で地球を救う。福岡大樹氏(正信の孫)によるメッセージ付き。
目次
第1章 自然に仕える(自然農法;マツ枯れ ほか)
第2章 地球に種を蒔く(自然農園;砂漠緑化 ほか)
第3章 自然は神である(フィリピンと自然農園;世界に緑を ほか)
第4章 自然と人と神と(インドでの種蒔き;進化論否定 ほか)
第5章 今という時と場所で―人間と自然(現在の農業;自然農法と粘土団子 ほか)
著者等紹介
福岡正信[フクオカマサノブ]
1913年、愛媛県伊予市大平生まれ。1933年、岐阜高農農学部卒。1934年、横浜税関植物検査課勤務。1937年、一時帰農。1939年、高知県農業試験場勤務を経て、1947年、帰農。以来、自然農法一筋に生きる。1988年、インドのタゴール国際大学学長のラジブ・ガンジー元首相から最高名誉学位を授与。同年、アジアのノーベル賞と称されるフィリピンのマグサイサイ賞「市民による公共奉仕」部門賞受賞
金光寿郎[カナミツトシオ]
1927年、岡山県生まれ。1954年、京都大学を卒業しNHKに入局。社会番組、教養番組を担当し、そのなかで宗教番組を手掛ける。以来、「こころの時代」等の番組制作に従事し、1984年に定年退職。退職後もNHKの宗教番組制作に関わる。2020年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぱるる
34
前読の『腸と森の「土」を育てる』に福岡正信が自然農法を確立した哲人として紹介されてあって興味を持ち読みました。テレビの収録をまとめたもののようです。聞き手はNHKで「こころの時代」の制作を担当された方です。1982年から1994年の間の5回分。20歳過ぎの若い頃、生死をさまよう大病をし、人為無用、無為自然に生きればよいことを自覚されたといいます。自然は人間が利用するものでなく、人間が仕えなければならないもの。「自然は神である」自然を滅ぼすことは神を滅ぼすこと、それと共に人間も滅びると。同感です。2022/11/24
Go Extreme
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自然に仕える:自然農法 マツ枯れ 教育ー本当の学問 何もしないのか 地球に種を蒔く:自然農園 砂漠緑化 労働生産性と土地生産性 砂漠に種を蒔くということ 気持ちよく生きる 自然は神である:フィリピンと自然農園 世界に緑を 自然が神 自然と人と神と:インドでの種蒔き 進化論否定 自由と放任 神とともに生きる 今という時と場所で―人間と自然:現在の農業 自然農法と粘土団子 本当の幸福2021/11/06