出版社内容情報
心理療法に伴う侵襲性という副作用に注目し、河合隼雄の提唱した自然モデルを発展させた、新しい箱庭療法のあり方。瞑想を取り入れることで、治療者が積極的に治そうとしない、患者の自己治癒力を活かす画期的な方法論と実践を解説。
内容説明
治療者と患者が瞑想することによって、治療者の侵襲性が排除される、画期的な心理療法。河合隼雄氏の自然モデルを引き継ぎ完成した瞑想箱庭療法の理論と実践をわかりやすく解説。
目次
理論編(心理療法の副作用について;新しい試みとしての「積極的に治そうとしない方法」を求めて;瞑想箱庭療法の理論と実際について;瞑想箱庭療法の思想的源泉を東洋思想に尋ねる)
実践編(事例研究;医療機関で医師が実施する場合について;瞑想箱庭療法の応用の三人療法―含母子同服療法;瞑想箱庭療法の訓練方法)
著者等紹介
大住誠[オオスミマコト]
1952年神奈川県生まれ。青山学院大学文学部卒業。武蔵野女子大学大学院で臨床心理学を学ぶ。高校教諭、県教育センター指導主事(教育相談研究室)などを経験し、現在、大住心理相談室室長、医学博士、臨床心理士、同朋大学大学院特任教授、聖マリアンナ医科大学非常勤講師、新泉こころのクリニック特別顧問。1991年に住職を務める法閑寺(真宗大谷派)に大住心理相談室を開設(開業臨床心理士)
朝倉新[アサクラアラタ]
1962年生まれ。佐賀医科大学(現佐賀大学医学部)卒業。新泉こころのクリニック(神奈川県茅ヶ崎市)で、小児思春期を中心にした精神科医療を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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