内容説明
深い呼吸、体をゆるめること、自分らしさ=“天心”を取り戻すこと。生きた身体智と出会うために。
目次
序章 病むことは力
第1章 整体とは体の整った状態―谷山晴香さんの物語
第2章 自力と他力・活元運動と整体指導―ライター・さのともこの物語
第3章 病気とは何か、体癖とは何か―川井真生さんの物語
第4章 愉気の心―永井幸さんと猫のみぇみぇの物語
第5章 我が人生の明と暗、野口先生との出会い
終章 日本の身体文化を取り戻す―若い世代は知らないすぐれた日本の身体文化
著者等紹介
金井省蒼[カナイショウゾウ]
野口整体の整体指導者。「野口整体気・自然健康保持会」主宰。1948年2月愛知県生まれ。愛知県立明和高校卒業後、67年4月、野口晴哉の門下生となる。72年、熱海で整体指導者として開業。27歳で整体指導法高等講習会(京都)において四段位を受ける。翌76年6月、野口氏死去。しばらくの後、整体協会を離れ独立独歩の道を歩む。1991年、西熱海に道場を設立。93年より後継者育成のための「啓哲塾」を始める。2001年より東京、熱海、静岡で「活元指導の会」を主催。02年、「日本の身体文化の継承」をかかげ、道場名を「野口整体・身体文化教育道場」と改める。朝日カルチャーセンター(東京、横浜)、静岡朝日テレビカルチャーにおいて活元運動の講座を開いている
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感想・レビュー
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志
7
書いてあることはわかるのですが、活元運動?は出る気がしません。一度受けてみたいような、怖いような…。2016/03/26
あきさ
4
野口整体で指導を受けている方の師匠に当たる方の本。講座で2度ほどお目にかかったことと、熱海の道場にも伺ったことが。野口整体の中でも心理面を重視する金井派で、一対一で時間をかけてみるのが特徴の様子。本にある通り背中をみて「この一週間のうちにすごく頭にくることがあって止まってしまっているね」という感じで指導される。やっているうちに単に背中に触られているのから「骨のどのあたりをどのように触られているか」がわかるようになってくる。図書館で借りるのは4回目だがいろいろわかるようになって今回が一番読むのに時間が。2016/09/29
僕素朴
3
「言ってもわからない」と心で感じながら「でも伝えなければ」と頭で考えていると、エネルギーがとぐろをまいて凝固してしまうって。「手をそめる」「足を洗う」「本腰を入れる」「頭痛の種」など身体関連の慣用表現への言及も。野口晴哉の本よりもわかりやすく野口整体の本質を伝えている「気」がするなあ!愉気とは柔らかい、与え合うもの。愉気のできる、整体な自分を目指したい。つい頭で生きてしまうのよね2008/08/27
Asakura Arata
1
質の良い精神療法のような症例群の提示。後半の筆者の生い立ちや、晩年の野口晴哉の描写が心を打った。2011/04/28
kiki**
0
すばらしい内容でした。2010/02/19