内容説明
心が変われば、人生が変わる!集中力も、記憶力も、分析力も、頭の回転も…。驚くほどシンプルなヴィパッサナー瞑想の実践書。
目次
序章 瞑想でどんな効果が得られるか
第1章 ヴィパッサナー瞑想の誕生
第2章 ヴィパッサナー瞑想とは何か
第3章 サマーディの光と影
第4章 基本瞑想の実践マニュアル
第5章 心を観る瞑想
第6章 慈悲の瞑想
終章 心を完成させる十二の方法
著者等紹介
地橋秀雄[チハシヒデオ]
1948年生まれ。早稲田大学文学部卒。1978年より解脱涅槃を求めて修行生活に入る。滝行、断食、ヨーガ、大乗仏教諸宗、心霊科学、工学禅、他力全託、内観、クリシュナムルティ等の修行遍歴の末、原始仏典に基づくブッダのヴィパッサナー瞑想が解脱を完成する道であると理解する。以来、タイ、ミャンマー、スリランカ等で修行を重ねる。1995年以来、朝日カルチャーセンター等で本格的な瞑想指導を始める。現在、グリーンヒル瞑想研究所所長、朝日カルチャーセンター講師(『ブッダの瞑想とその理論』)、グリーンヒルWeb会瞑想インストラクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zirou1984
37
最近のマイブームイズブッダ。と、妙に語感の良い嗜好もありつつ気になって読んでみた。ヴィパッサナー瞑想とは20世紀の東南アジアで生まれた原始仏教、つまりブッダの悟った方法に根差した瞑想法のようだが、その教えとして慈悲と同じぐらいに合理性を重視しているのが興味深い。瞑想の効果についても脳科学の結果に基づいて説明され、心理療法的な効能も理に叶った説明がされている。サティ=気づき=マインドフルネスの考えは仏教という枠を超えて認知されているが、本書を読んでやっとその必要性について納得ができた。すごいぞ、仏教。2015/09/02
harhy
25
マインドフルネスが流行する少し前の本だが、実践からの言葉は、どこか説得力がある。仏教の奥深さが改めてわかる気がする。2017/02/15
出世八五郎
25
2006年初版。ラリー・ローゼンバーグの書物に勇気または感動を貰い、より実践的な本はないか?!と探したわけじゃないけど、彼の著作だけでは足元がまだ暗く感じた。素人にはより具体的な実践プログラムの提示が必要なのだ。本書はより具体的実践の書だと思う。評判がいいから購入したが、正直に申せば、詳しいプログラムのようなものはない。それでも本書を傍らに置き瞑想の道標になるとは思わせる。瞑想に興味がなくても第二章などは唯識に通じるものがあり読む価値はあると思う。本書とラリーの本が最近見付けた個人的に優れた書物だ。2017/01/15
Kikuyo
20
一瞬一瞬を、ありのままに見て、気づくことで、諸悪の根元である妄想の世界を捨てていくのがヴィパッナー瞑想。著者は「直感的アイデアが湧く」「断片的記憶も読み出し可能なスタンバイ状態」「自己理解が深まる」のだそう。知識だけでなく、瞑想を実践しながら読み進めた方が良さそう。2018/08/31
kera1019
16
思考を止めて、事実をありまのままに観ることができれば、一切のドゥッカ(苦)から解放されるだろう。こう言えば簡単に感じますが、なかなかヴィパッサナー瞑想に辿りつけません… 2014/12/05
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