出版社内容情報
がんの再発、糖尿病とのつきあい、病に寄りそい日常を愉しむための〈闘わない闘病記〉。自らの病体験と両親を在宅ホスピスで看取った経験を医療倫理の専門家がつぶさに語る
内容説明
がんの再発、糖尿病とのつきあい、病に寄りそい日常を愉しむ…「闘わないためのもうひとつの闘病記」自ら二度のがんを経てたどりついた独自の身体観、両親を在宅ホスピスで看取って覚えた病と死との和解術を医療倫理の専門家が語る。
目次
二〇年ぶりにがん再発?
最初のがんは大騒動
病と死との和解術
病気と食べものの話
二度目の手術は楽しめた
医療は選べるか?
治りたい気持ちと代替療法
病気と暮らすのも悪くない
著者等紹介
波多江伸子[ハタエノブコ]
1948年、福岡市生まれ。西南学院大学卒業後、九州大学大学院博士課程修了。専攻は倫理学。「患者」「患者の家族」「市民ボランティア」「医療倫理の専門家」という4つの立場を行き来しながら、終末期医療や生命倫理について講演や執筆活動を行っている。2001年暮れ、20年ぶりに2度目の甲状腺がんの手術を受ける。長年の糖尿病患者でもあり、病気とともに生きる人生の深い味わいをかみしめている。大学の医学部などで非常勤講師を務めるかたわら倫理委員会にも関わる。日本生命倫理学会評議員。福岡市在住
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