出版社内容情報
「取締役会は必要だろうか?」。脱名誉職としての取締役会のあり方をアメリカ企業の豊富な実例から紹介する。
目次
より良い取締役会をつくるための青写真
取締役会の構成
取締役会の効果性
取締役会のリーダーシップ―構造と役割
取締役会の業務プロセス
取締役会の文化を形成する上でのリーダーの役割
経営戦略に取締役会を巻き込む
最高経営責任者の効果性評価
CEOの後継問題における取締役会の新しい役割
会社の危機に対する取締役会の役割
取締役会の査定
より良い取締役会づくりのための提案
著者等紹介
ナドラー,デーヴィッド・A.[ナドラー,デーヴィッドA.][Nadler,David A.]
1980年から2005年までマーサー・デルタ・コンサルティングのCEOを務め、現在は同社の会長を務めると同時に、2007年には親会社マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーの副会長に就任した。企業のCEOに対するコンサルテーションの実績を数多く持ち、専門は大規模な組織変革、エクゼクティヴ・リーダーシップ、組織設計、上級管理者層のチームづくり、そして取締役会の効果性の向上などである。組織変革やフィードバック、集団的パフォーマンス、マネジメント、コーポレート・ガバナンス、品質改善や組織設計といったテーマでの研究に関する論文や著書でも知られる。コロンビア大学経営学大学院で教鞭をとったこともある。ジョージ・ワシントン大学で国際関係学の学士号、ハーバード・ビジネス・スクールの経営管理学修士号、ミシガン大学で心理学の文学修士号および博士号を取得している。また米国経営学会(AOM)と米国心理学会(APA)の会員でもあり、マーサー・インクの取締役の一人でもある
ビーハン,ビバリー・A.[ビーハン,ビバリーA.][Behan,Beverly A.]
マーサー・デルタ・コンサルティングのパートナーとしてコーポレート・ガバナンスの実践に携わり、過去10年間にアメリカおよびカナダにて50社以上の取締役会に対してコンサルティングを行った実績がある。株式公開企業の取締役会の効果性向上を専門に、取締役会会長やガバナンス委員会の委員長、そしてCEOに対するコンサルティングを行っている。また民間部門以外の病院、国営企業、年金基金や非営利組織といった公共部門でも数多くの実績を持つ。全米企業取締役協会やトロント証券取引所、米国経営者協会(AMA)、そしてカリブ海コーポレート・ガバナンス国際会議などで講師を務め、またカナダ産業審議会による取締役教育プログラムの教員も務める。ニューヨークに本拠を置くマーサー・デルタに入社する前は、カナダでマーサー・ヒューマン・リソースに勤め、管理者報酬制度やコーポレート・ガバナンスを専門としていた。ウェスタン・オンタリオ大学の法学部を卒業し、MBAを含む経営学の資格も取得している
ナドラー,マーク・B.[ナドラー,マークB.][Nadler,Mark B.]
マーサー・デルタ・コンサルティングのパートナーおよびエクゼクティヴ・エディターであり、同社の出版および編集部門の責任者である。2002年から2004年には同社のコミュニケーション戦略の責任者となり、体外的にも顧客企業の組織変革におけるコミュニケーション戦略、プロセス、また機能などについてのコンサルテーションを行っている。1995年にマーサー・デルタに入社する前は22年間新聞業界に勤め、ウォール・ストリート・ジャーナル紙を含む各紙で記者、編集者、そしてニュース室エクゼクティヴなどを経た後、シカゴ・サン・タイムズの副社長および編集長を務めた。ジョージ・ワシントン大学で英語学の学士号を取得している
斎藤彰悟[サイトウショウゴ]
1946年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。株式会社ビジネスコンサルタントに入社、代表取締役社長を経て、代表取締役会長。専門は行動科学理論を応用した組織の活性化、経営者・管理者の能力開発
池田絵実[イケダエミ]
1970年生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒業。株式会社ビジネスコンサルタントに入社、現在、海外事業部所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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