自由と市場の経済学―ウィーンとシカゴの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 332,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393621851
  • NDC分類 331.7
  • Cコード C1033

出版社内容情報

政府の縮小を求め、自由市場の価値を最重視する自由主義経済学は世界に格差をもたらした悪なのか?資本主義の核心に迫る経済学物語。

【著者紹介】
1947年、カリフォルニア生まれ。新オーストリア学派の経済学者。投資家、コラムニストとしても活躍。経済を分かりやすく語ることに定評がある。

内容説明

なぜ「政府」に任せてはいけないのか!!ミーゼス、ハイエクから、フリードマン、スティグラーまで政府による“恣意的な”介入に反対し、「小さな政府」を説いた“反ケインズ”の経済学の歴史を俯瞰する。

目次

第1章 ウィーンとシカゴ―二つの経済学派の物語
第2章 古いウィーン、新しいウィーン―オーストリア学派の勃興と衰退、そして再生
第3章 シカゴ帝国―経済学至上主義
第4章 方法論争―理論は実証されねばならないのか?
第5章 理想的な通貨制度を求めて―金本位制 対 管理通貨制
第6章 マクロ経済学、大恐慌、景気循環論
第7章 政府の適切な役割とは?―反トラスト、公共選択、政治経済学
第8章 偉大なる経済学者は誰か?
第9章 資本主義をなぜ信じるのか?
第10章 自由主義経済学の未来―ウィーンとシカゴの距離はどのくらいか?

著者等紹介

スカウソン,マーク[スカウソン,マーク] [Skousen,Mark]
1947年、カリフォルニア生まれ。新オーストリア学派の経済学者。コロンビア大学ビジネススクールなどで教鞭をとる。投資家、コンサルタント、コラムニストとしても活躍

田総恵子[タブサケイコ]
翻訳家。十文字学園女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

13
非常に勉強になった。シカゴ学派とヴィーン学派が、同じものを求めているのに性格やアプローチの違いからケンカをする兄弟に例えられている。前者は実践的・外向的だが、後者は理想家肌で引きこもりがち。この本は兄貴の方に弟への歩み寄りを要求している。2014/10/13

脳疣沼

1
手っ取り早くオーストリア学派を学べる本だと思えば良い。シカゴ学派と対比させて書いているので、余計にオーストリア学派の主張するところが際立ち、よく分かるようになっている。2020/08/25

kuro_23

1
競争的な自由市場を基調とする経済学派であるシカゴ学派とウィーン学派の比較を中心とした経済学史。著者がウィーン学派なので全体的にはウィーンがんばれって雰囲気が出ている。両学派が合同して自由市場の経済学を追求してくれると、自分の興味的にも非常に嬉しいんだけど、どうなるんかなあ。2014/09/07

ハンギ

1
書名は違うけどアマゾンへのリンクが貼れているので、「自由と市場の経済学」マーク スカウソン著の本としてレヴューする。著者は新オーストリア学派の経済学者だそうで、時として対立するシカゴ学派とオーストリア学派を比べて書いた本。学説としてはオーストリア学派の方が頑固で、純粋主義、理想主義的だが、シカゴ学派は世俗的な成功を収めているそうだ。ノーベル経済学賞の受賞者数が圧倒的にシカゴ派が出しているそうだ。オーストリアはハイエク一人。そのハイエクも1950年以後は政治哲学の方へ転向してしまっていた。2014/01/28

NulliusInVerba

0
両派の歴史や関係が概観できる。2014/05/07

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