内容説明
量的にはとらえられない人間の現実(リアリティ)を調査・研究するための方法論として、急速な発展を続ける“質的研究”。人文・社会諸科学だけでなく、医学・看護学の学生・研究者、エスノグラフィーに関心のある読者、ジャーナリスト、さらにはマーケティング分野の実務家も必携。日本語版独自の解説を付す。
目次
第1部 フレームワーク
第2部 理論からテクストへ
第3部 研究デザイン
第4部 口頭データ
第5部 観察と媒介データ
第6部 テクストから理論へ
第7部 質的研究の基礎づけと執筆
第8部 質的研究:統合と展望
著者等紹介
フリック,ウヴェ[フリック,ウヴェ][Flick,Uwe]
ミュンヘンとベルリンで心理学と社会学を学ぶ。現在はベルリンにあるアリス・サロモン応用科学大学でソーシャル・ワーク、看護学、老年学を専門とする教授の任にある。研究上の関心領域は、質的方法、健康に関連する社会的表象、日常生活におけるテクノロジーの変化などである
小田博志[オダヒロシ]
専攻、文化人類学・平和研究。北海道大学大学院文学研究科准教授。大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了の後、ハイデルベルク大学で博士号を取得
山本則子[ヤマモトノリコ]
専門は老年看護学、在宅看護学、家族看護学。東京大学大学院医学系研究科修士課程(保健学)修了。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)看護学部で博士号取得(Ph.D.(看護学))。現在、東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科教授
春日常[カスガツネ]
専門は健康管理、国際保健。保健師、看護師。東京大学医学部保健学科卒業。元(株)テス代表取締役社長
宮地尚子[ミヤジナオコ]
専門は文化精神医学、医療人類学。医師、医学博士。京都府立医科大学卒業。ハーバード大学医学部及び法学部客員研究員を経て、京都府立医科大学大学院修了。近畿大学医学部衛生学教室助教授を経て、一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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