国際化時代のアイデンティティ―民族と文化の揺らぎのなかで

国際化時代のアイデンティティ―民族と文化の揺らぎのなかで

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393499085
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C0031

出版社内容情報

「私とは何ものか?」――民族紛争や自分探しなど現代の国際・社会問題の根底にある「アイデンティティ」という大問題を多様な視点から分析し,世界と人間の未来像をも探究。

内容説明

日韓文化摩擦、噴出する民族紛争、自分探しに奔走する個人。激動する現代の国際関係や社会問題の根底に見え隠れする「アイデンティティ」の問題を、文化・宗教・民族・言語など多様な視点から分析し、複雑化する世界情勢とそこに生きる人々の未来を探究する。

目次

アイデンティティとは何か
第1部 文化は衝突する(韓国の「日本大衆文化」論争;ドイツ・マルクを読む―紙幣に見る東西ドイツの文化論争;言語と民族・集団の帰属意識―カナダ・オーストラリア・イギリスの場合 ほか)
第2部 自己が自己を探す(日系人のエスニック・アイデンティティ―『日系アメリカ文学 三世代の軌跡を読む』を通して;自分探しの迷路の中で―大江健三郎・野坂昭如・リービ英雄;語り直されるシンデレラ物語―『キッチン・ゴッズ・ワイフ』にみるジェンダーとエスニシティ ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六月一日宮玲子

1
文化とアイデンティティを文学、宗教などの視点から考察。「キッチン・ゴッズ・ワイフ」に関する論文を読みたかったので、購入。2023/05/06

samandabadra

0
つい10年前の本だが もう国際化は死語になって来ている気がする。時代の移り変わりは速いものだ。執筆者全員大正大学の人ということで 仏教くさいこと満載と思ったがそういうこともなかった。たしかに後半に2編ほど仏教に触れるものもあったが知識的に増したものはあるが 残念ながら視点的に学べたものなし。 佐藤一郎氏の中国に関する論文の「代行主義」は中国国内の 少数民族のみならず、他の地域に関しても適応可能な概念 ただしパターナリズムとどう違うのかは自分でまだきちんと消化していない。(違いがあるのかどうかも不明2009/03/02

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