出版社内容情報
往年のジャズマン飯吉馨(1933~99)は晩年,意欲的に教育指導に携わった。レッスンを通じてジャズ・ポピュラー演奏のポイント,その楽しみ方を書き留めた貴重な記録。
内容説明
往年のジャズ・ピアニスト、晩年の素顔。いくたびかのレッスンを通して、ピアノ奏法の実際から音楽の味わい方まで、ときには、人生観も交えつつ師の言葉を書き留めた貴重なドキュメント。すでに病を得ていた師とピアノをもう一度勉強しなおそうと励む弟子との心の交流。
目次
プロローグ 出会い
第1章 ピアノ・レッスン(音を愛おしむ;フレージング ほか)
第2章 故郷遙かに―飯吉馨の歩み(生い立ち;上京 ほか)
第3章 時の過ぎゆくまま(音楽を創る;名演奏家について ほか)
第4章 最後のレッスン(ジャズを聴きながら;祈り)
エピローグ オンリー・ワン
著者等紹介
斎藤冨佐子[サイトウフサコ]
1937年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒。3年間日本テレビ放送網株式会社アナウンス課勤務後、主婦業に専念。1981年以来、JMLI(外国人宣教師のための日本語学校)の教師をつとめる。7歳からピアノを始める。11歳から20歳まで水谷達夫に師事。1992年6月から99年2月まで、飯吉馨に師事
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