ポオ小説全集〈2〉幻怪小説 (新装版)

ポオ小説全集〈2〉幻怪小説 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393450321
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

赤き死の仮面 アッシャア家の没落 ウィリアム・ウィルスン 奇態な天使 使いきった男 息の紛失 天邪鬼 ペスト王 鋸山物語 ジュリアス・ロドマンの日記 等17篇を収む。

内容説明

探偵デュパンを創出した天才ポオの全小説を、作家・谷崎精二の全訳で贈る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

64
全集第2巻は、怪奇・幻想小説集。流行病を象徴的に描いた「赤き死の仮面」、ゴシックホラー風の「アッシャー家の没落」、ジキルとハイド的な「ウィリアム・ウィルソン」などの有名な作品を含む17編。ゴシックホラーは嫌いじゃないけれど、「アッシャー家の没落」には、家族が気がふれたり病気になったりするほどなら、屋敷を売り払わないにしてもどうして転地療養しないんだろう、と突っ込まずにはいられない。2018/03/16

猫ぴょん

20
中学生だったかな~。「赤き死の仮面」は怖かったな~。 今読んでもっと怖い(◎_◎;)ウイルスから逃れられないんだよねー。とっても短いお話しなのに怖さが凝縮されてる。2020/06/01

ぷてらん

2
「赤き死の仮面」から「ウィリアム・ウィルスン」までは怪奇色が強く、エドガー・アラン・ポオだなぁと思いました。後半にいくにつれてシュールな短篇ばかりになってきて、かなり読むスピードが落ちてしまいました。最後の「ジュリアス・ロドマンの日記」だけは幻怪小説というよりは冒険もので、意外に思いました。「奇態な天使」が奇想天外過ぎて自分の中でひどく印象的でした。2015/08/20

G線上のマリモ

1
思った以上に読みづらく、ただでさえ自分は読むスピードが遅いのに、さらに時間がかかってしまった。序盤は名作がずらりと並んでいて、一度読んだことがあるのもあり、雰囲気を味わえて、すらすら読めたのだが、鋸山物語から後の話の情景を思い浮かべられなかったりして、読みずらく、少し苦痛だった。ポーは当たり外れが大きいようだ。赤き死の仮面、アッシャー家、ウィリアムウィルスンはやはり面白い。奇態な天使や使いきった男もなかなかいい気持ち悪さが出ていてよかった。2012/12/25

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