出版社内容情報
良寛はなぜ出家し,出世もしないままで故郷に帰還したのか。この難問に正面から取り組む。従来の伝記上の不備を正し,連作詩歌史の視点から,良寛が到達した歌境を語る。
内容説明
良寛はなぜ出家し、再び故郷に帰ってきたのか。この難問に正面から取り組み、初期放浪時代の足どりと宗龍和尚との出会いなど良寛研究の落丁を埋める労作。
目次
第1章 生家と生い立ち
第2章 放浪の少年時代
第3章 抒情詩人の壮年時代
第4章 修行時代の宗龍と国仙
第5章 父の自殺と兄弟
第6章 懴悔の帰郷
第7章 故郷の草庵時代
第8章 古代への回帰
第9章 最期場の島崎草庵



