出版社内容情報
おなじみ「ずっこけマユミン」の最新「俳句エッセイ」。昭和時代の懐かしい光景、ささやかな日常風景からコロナ災厄、ウクライナ問題まで、好奇心全開、縦横無尽に語る老熟の眼差し。マユミンの生活には常に音楽があった…。日常の冴え渡る人間観察、世相への一家言。
内容説明
ずっこけマユミン九十一歳、モンテ・カルロ~ウィーンに遊ぶ。記憶とひらめき、ときどき社会批評、快調“俳句エッセイ”まだまだ続く。
目次
1 寄り道、どこかでテンポ・プリモ(「八十歳で歯が二十本以上」を顕彰!マユミン然り!;ドクターAに四肢の衰えを枯れ尾花 ほか)
2 旅の日のファンタジー―いつも音楽があった(夏寒し石切り山のIRCAMコンサート;「スペクトル楽派とその周辺」や皐月晴れ ほか)
3 メモワール―人びとの風景(葉山の漁師めしに夏みかん;懐かしき陶勝軒の栗蒸し羊羹よ! ほか)
4 2022年―モノローグ(玄冬や なす術はただ叩くパソコン;留守中にお心ばせの“啓翁桜”届く ほか)
5 マユミン得意のヴィヴァーチッシモ(自然薯とヘボを愛せし父思ふ;色紙が荷物から出てきて嬉しい母九十歳 ほか)
著者等紹介
二宮真弓[ニノミヤマユミ]
昭和6(1931)年9月25日、岐阜県土岐郡笠原町神戸区3158番地に生まれる。笠原第一小学校、岐阜県立多治見高等女学校へ入学・卒業。そのまま、多治見女子高等学校に移行。玉川大学英米文学科に属しつつ、小原國芳学長のご指導を受け、玉川大学出版部のアルバイトに従事。昭和34年、陶磁器貿易業務にたずさわる二宮平と結婚。35年、長女・多美、37年、次女・美佐、誕生。多美はパリ国立高等音楽院、美佐はイギリス王立音楽院に留学。二人の様子を伺いかたがた、たびたびヨーロッパを訪ねた。昭和56年から15年間、中部経済新聞、朝日新聞ABC倶楽部の月刊機関誌に寄稿。同時に「俳句エッセイ」を20点出版した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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