内容説明
軽妙洒脱な“マユミン・ワールド”にようこそ!ユニークな「俳句エッセイ」の現在進行形。懐かしき人々の思い出と心象風景…。日常生活でのふとした気づきからグローバルな旅の体験まで、折々の思いを語る。数々の出会いと交友の日々。89歳、好奇心全開のまなざし。
目次
1 人生はクレッシェンド(宿願を果たせりMETの皐月空;やんぬるかなMETの階段より転落す ほか)
2 追想のロンド(我が家にも進取の祖父の居し明治;新笠原鉄道の申請にゆけり若葉萌ゆ ほか)
3 スーヴニール―思い出のひとびと(わが忘れ得ぬ人あまたありけり石蕗の花;清貧の梁田貞先生白芙蓉 ほか)
4 ときどきソット・ヴォーチェ(「ご無礼」はお風呂のあとで梅もどき;慶応のカマボコ校舎の春うらら ほか)
5 フィナーレは軽やかに(フィンランドのレシピに誘われキッチン入り;七草がゆにゲランドのお塩入れてみる ほか)
著者等紹介
二宮真弓[ニノミヤマユミ]
昭和6(1931)年9月25日、岐阜県土岐郡笠原町に生まれる。玉川大学英米文学科に属しつつ、玉川大学出版部のアルバイトに従事。昭和56年から15年間、中部経済新聞、朝日新聞ABC倶楽部の月刊機関誌に寄稿。同時に「俳句エッセイ」を18冊出版した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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