内容説明
「君子」とはどんな人なのか?「仁」の境地に達するには?―究極の温故知新がここに!
目次
第1章 あわいの時代―シンギュラリティ
第2章 心―腹部に宿った「自由意志」
第3章 君子―「心」を使いこなす
第4章 礼と六芸―身体拡張装置としての「礼」
第5章 知―脳の外在化によって生まれた精神活動
第6章 仁―ヒューマン2・0
付録 『大盂鼎』を読む―論理の誕生
著者等紹介
安田登[ヤスダノボル]
1956年千葉県銚子市生まれ。高校教師をしていた25歳のときに能に出会い、鏑木岑男師に弟子入り。能楽師(下掛宝生流)のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種ワークショップも開催している。京都市立芸術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shouyi.
4
「文字以前」と「文字以降」の重なるあわいの時代に生きた孔子。文字として己の思想を残すことを拒否したという孔子の考えを彼の考えたことが正しく伝わらないことを恐れたからと思っていた。だが、孔子が敬愛する周公を知ったのも文字だけだったのである。この本は論語の章句を完全なものとせず文字の原義に立ち返って考えさせられる。そこがすごい。2020/02/13
かつらこ
2
お友達に勧められて読んだのですが、めっちゃ面白かったです。 ちょうど他の本で、初めて「シンギュラリティ」という言葉を知ったばかりでしたが(笑) あわいの時代を心とともに楽しんで生きたい。 2018/05/15
元よしだ
2
「スプランクニゾマイ σπλαγΧνιζομαι」 また登場!!! だけど むずかしいです。再読します。2017/11/07
きょん
1
分かるような、全然分からないような。前の日に読んでいたことを忘れているので、毎回少し戻ってから読まなければならず、なかなか進まなかった。難しい。2019/07/28
こ86
1
論語というか孔子は堅苦しい人という印象が強かったのですが、この本を読んで当時の革新的な人だったのだという印象に変わりました。2018/01/14