出版社内容情報
大正時代、貧困と虐待に抗して懸命に生き、のちに朝鮮人革命家・朴烈とともに大逆罪に問われ獄中で自死した女性が綴る自らの生涯。没後100年を迎えるにあたり、死後の五年後に刊行された1931年初版の「記録」を復刊。
高島鈴氏推薦!
「百年の時を超えて、胸ぐらを掴まれる。
あなたの生きざまが、まなざしが、
今も私ごと、世界を激しく貫いている。」
映画『金子文子?何が私をこうさせたか』(監督・浜野佐知)2026年2月28日より全国順次公開。
【目次】
忘れ得ぬ面影 栗原一男
添削されるに就いての私の希望 金子ふみ
手記の初めに
父
母
小林の生れ故郷
母の実家
新しい家
芙江
岩下家
朝鮮での私の生活
村に還る
虎口へ
性の渦巻
父よ、さらば
東京へ!
大叔父の家
新聞売子
露天商人
女中奉公
街の放浪者
仕事へ! 私自身の仕事へ!
手記の後に
金子文子略年譜
内容説明
父が母を入籍させず小学校にも入れなかった少女時代。祖父母に引き取られて赴いた朝鮮で、虐待に堪えかねて自殺を考えた十三歳の頃。そして貧困、苦学、疲労の末に出会った運命の相手・朴烈。近代日本の裏にある家父長制と差別による抑圧を告発し、歴史に勁烈な爪痕を残した傑作が復刊。
目次
手記の初めに
父
母
小林の生れ故郷
母の実家
新しい家
芙江
岩下家
朝鮮での私の生活
村に還る
虎口へ
性の渦巻
父よ、さらば
東京へ!
大叔父の家
新聞売子
露天商人
女中奉公
街の放浪者
仕事へ!私自身の仕事へ!
手記の後に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
レコスケ
0
文子は、幼少期から極貧の中で育ち、無戸籍のため学校に通うこともままならない。9歳の時、朝鮮に住む父方の祖母に預けられるが、地獄のような虐待を受け、一度は自殺を試みる。7年の虐待を耐え忍んだ後、帰国するが文子の居場所はない。親族の間を転々としながら、学問への情熱を抑え難く、何のあてもないまま東京行きを敢行する。苦学しながら、キリスト教、社会主義等の思想・運動に触れる。次第にアナキズムに傾倒するようになり、震災の騒動の中で思想犯として入獄。本書は獄中で書かれた半生記。困難の中で、常に前を向いて生きる姿が尊い。2026/05/20
otsuka
0
あくまでも朴烈と出逢う前の、幼少期からの生活を細かく記した手記。いかにして人格を形成していったか。これからが気になりすぎるところで終わる、それがとてつもなく余韻に浸らせてくれた2026/05/03
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