内容説明
“臨機応変”を科学する。野球、サッカーから、何気ない会話まで、「間合い」は至るところに存在する。変化する状況のなかで、私たちは何を体験しているのか。主観と客観の壁を乗りこえ、「人間らしさ」に迫った知能研究の最先端。
目次
序章 「間合い」という現象をどう捉えたいか?
第1章 タイミングを合わせる―野球の打者の間合い
第2章 相手のふるまいに寄り添う―日常会話の間合い
第3章 ボールへの到達時間を予測する―サッカーの間合い
第4章 溶け込んでいく―フィールド研究の間合い
第5章 居心地を感じる―建築空間での間合い
第6章 モノになる―歯科診療の間合い
第7章 他者の身体を取り込む―柔術の間合い
終章 間合い研究の本質
著者等紹介
諏訪正樹[スワマサキ]
慶應義塾大学環境情報学部教授。工学博士。生活における様々な学びを「身体知」と捉え、その獲得プロセスを探究する。自ら野球選手としてスキル獲得を行う実践から、学びの手法「からだメタ認知」と、研究方法論「一人称研究」を提唱してきた
伝康晴[デンヤスハル]
千葉大学大学院人文科学研究院教授。博士(工学)。日常のことばとコミュニケーションを対象に、統計モデルから微視的相互行為分析・フィールドワークまで、多様な方法論を駆使して、分析している
坂井田瑠衣[サカイダルイ]
国立情報学研究所情報社会相関研究系特任研究員。博士(学術)。多様な場面におけるコミュニケーションを映像に収録し、人々の言語的および身体的なふるまいを微視的に分析している
高梨克也[タカナシカツヤ]
京都大学大学院情報学研究科研究員。博士(情報学)。話し合いや協同作業、サッカーなど、広い意味での対面コミュニケーションを社会と心理の両面から分析している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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