出版社内容情報
子ども、パートナー、親、友人と死別した人の実体験を紹介。喪失の悲しみ・苦悩の深さを克明に描き、豊富なカウンセリング経験から導きだした「死別の悲しみを癒す10の指針」を示す。悲しみに寄り添い、乗り越える手助けとして、私たちに何ができるだろう?
名著『死ぬ瞬間』の著者エリザベス・キューブラー=ロスによる手記(義弟と死別したときの体験)も収録。
【目次】
監訳者のことば――日野原重明
はじめに
「死」や「死ぬこと」との初めての出会い――エリザベス・キューブラー?ロス
死別の悲しみを癒やすための10の指針
1 どのような感情もすべて受け入れよう
2 感情を外に表わそう
3 悲しみが一夜にして癒えるなどとは思わないように
4 わが子とともに悲しみを癒やそう
5 孤独の世界へ逃げ込むのは、悲しみを癒やす間違った方法
6 友人は大切な存在
7 自助グループの力を借りて、自分や他の人を助けよう
8 カウンセリングを受けることも、悲しみを癒やすのに役に立つ
9 自分を大切に
10 愛する人との死別という苦しい体験を意味ある体験に変えるよう努力しよう
1 愛児が亡くなったときの心の支え――愛児を失うと、親は人生の希望を奪われる
2 夫や妻がが亡くなったときの心の支え――配偶者が亡くなると、ともに生きていくべき現在を失う
3 親が亡くなったときの心の支え――親が亡くなると、人は過去を失う
4 親しい知人が亡くなったときの心の支え――友人が亡くなると、人は自分の一部を失う
おわりに
訳者あとがき
内容説明
もっともつらい状況であなたを癒す心の支え。子ども、パートナー、親、親友…愛する者の死に直面した人々がその悲しみを乗り越えてもう一度生きる勇気を取り戻すまで。体験者の手記から学ぶ、死別の悲しみを癒すための10の指針。
目次
1 子どもを亡くした時の心の支え…子どもを失うと、親は人生の希望を失う(死産;生後六日目に亡くなった新生児;幼児の突然死;事故死;小児がん;十歳の子どもの死;十代の子どもの死;戦死)
2 夫や妻を亡くした時の心の支え…配偶者を失うと、共に生きていくべき現在を失う(事故;二人の夫との死別;自殺)
3 親を亡くした時の心の支え…親を失うと、人は過去を失う(母と娘;父と息子;聖職者も嘆き悲しむ)
4 親しい友人を亡くした時の心の支え…友を失うと、人は自分の一部を失う(中学三年生の死;教区民を亡くした神父;患者を亡くした医師)
著者等紹介
グロルマン,アール・A.[グロルマン,アールA.] [Grollman,Earl A.]
1925年生まれ。アメリカ・マサチューセッツ州でユダヤ教の聖職者として36年間働く。死別の悲しみを癒すグリーフ・ケアと「死の準備教育」(Death Education)の活動で知られ、1986年に全米死の準備教育協会からその年に最も優れた業績をあげた「今年の人」に選ばれ、1992年にはアメリカ訪問看護協会より「博愛賞」を受賞している
松田敬一[マツダヨシカズ]
1941年岡山県金光町生まれ。1963年日本福祉大卒。ミードビル・ロンバード神学大学院留学。金光教教学研究所所員を経て、金光教本部教庁布教部・総務部次長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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