内容説明
国際ジャーナリスト岡村昭彦氏は、1967年、ロンドンに聖クリストファー・ホスピスが創立されて以来、尊厳死を重んじる英米でのホスピス運動の歴史的文脈をルポルタージュされ、日本の医学界および看護界に新鮮な刺激を与え、啓蒙した。これは、21世紀の看護を考える壮大、画期的なルポルタージュである。
目次
はじめに 19世紀のダブリンからの報告
序 人権運動としてのホスピス
1 アイルランドから見える世界の広がり
2 われわれはいま、どんな時代に生きているのか
3 人間の健康な部分と病院という虚構について
4 市民ホスピス
5 マザー・エイケンヘッドの娘たち
絶筆 患者不在の“人権宣言”