出版社内容情報
人間は遺伝や環境の産物ではない。あらゆる還元主義・虚無主義を批判し,人間精神の主体性・自立性の回復を訴える,フランクル哲学の本格的展開。
内容説明
“精神”の優位性を論証する。人間は遺伝や環境の産物ではない。―あらゆる還元主義・虚無主義を批判し、人間精神の主体性・自立性の回復を訴えるフランクル哲学の本格的展開。
目次
第1章 心身問題
第2章 精神の問題(精神の本質;精神の生成;第二版への補足)
第3章 死の運命の問題
第4章 自由意志の問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蘭豆
3
「人間は精神的であるがゆえに自由な存在である、そしてこの意味においてのみ『制約されざる人間』なのである」…真に思索する人は、思索に限界をを見つけて満足する。そして、思索することをやめて初めて、行動しはじめる。人間は本来、行動するためにのみ存在するのだ。2013/04/05
そうすけ
1
フランクルコレクションは読みやすい本ばかりだったが、この本は非常に難解でした。 専門用語が多く、あまりにもつまずくので、”哲学用語図鑑”という本で、予習をしてから読むのを再開。 それでも難解でしたが、読み進めるにつれて、どんどん理解ができるようになります。というのも、論文形式で語っているので、それもそうかと思います。 おかげで哲学用語何個か新たに覚えました(^^♪ この本は、ロゴセラピーの概念について掘り下げて論じているばかりか、フランクルさんの哲学的考えを改めて明らかにする本です。2020/04/25
0422
0
とてもいい。なかなか難解。2016/02/24
こるり
0
専門用語多い(´・ω・`)2009/01/16
しょ~や
0
同意できるところも同意しがたいところもあった。2018/06/20