出版社内容情報
現代世界を席巻した全体主義・虚無主義・唯物主義と闘い,人間の尊厳と,個々の生の意味の絶対性を訴えた巨人が,その波乱の生涯を回顧した20世紀精神史の貴重な証言。
内容説明
現代の怪物―全体主義、虚無主義、唯物主義との闘いの生涯を語る20世紀精神史の証言。
目次
1 幼年、そして性格(両親;幼少時代;理性… ほか)
2 精神医学への道(精神分析との対決;希望の職業―精神医学;医師の影響力 ほか)
3 ナチス時代(「併合」;安楽死への抵抗;出国ヴィザ ほか)
4 「意味」へのたたかい(ウィーンへの帰還;著作活動について;著者や論文への反響 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タキタカンセイ
2
回想録と言っても小冊子くらいの頁数で、ユーモアたっぷりの優しい語り口なので気軽に読み進めることができるが内容はとても濃い。父も母も兄も妻も亡くした彼は友に語る「何かが僕に期待している、何かが僕から求めている、僕は何かのために運命づけられているとしか言いようがないんだ」。強制収容所に送られる直前に挙げた結婚式の写真の新妻ティリーの幸せそうな笑顔がとても哀しい。「…一度目の人生は過ちばかり犯してきたが、今や新たに二度目の人生を生きているかのよう生きよ」人生のどんな場面にも役立つ言葉だと思った。2024/06/08
トッシー7
1
フランクルの人格形成過程が垣間見ることが出来た。 成人になるでのエピソードが初めて知ったことだったので面白かった。2022/02/23
0422
0
とてもいい。なにが起こるかわからない。2016/02/14
ひろ
0
32012/12/15
そうすけ
0
かなり良い本です。 他のシリーズより中古で安くで買えます。 中身は他のシリーズと同様に、非常に良いです。2020/02/28




