内容説明
明晰夢=夢と知って見る夢。途方もない価値のある宝物が隠された世界を体験する。
目次
第1章 夢の中で目覚める
第2章 明晰夢の起源と歴史
第3章 新しい世界―明晰夢
第4章 夢の世界の探検―実験室で明晰夢を見る
第5章 明晰夢の体験
第6章 明晰夢の習得
第7章 実践的な夢見―明晰夢を応用する
第8章 夢見―その機能と意味
第9章 夢見、幻覚、現実
第10章 夢見、死、超越
著者等紹介
ラバージ,スティーヴン[ラバージ,スティーヴン][LaBerge,Stephen]
Ph.D.神経生理学者。夢研究の先駆者として世界的に有名。米国スタンフォード大学で明晰夢研究に携わっている
大林正博[オオバヤシマサヒロ]
1950年香川県生まれ。浜松医大卒。東大心療内科入局後、藤枝市立病院、氷川下セツルメント病院、関東医療少年院、自治医大大宮医療センターなどに勤務。1997年より心と体のクリニック院長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
28
再読。なんだかわかりませんが、この本を読むと夢を思い出す確率が高くなる気がします。ということで、夢見ができなくなったなと感じたときに定期的に読み返している本です。夢を見る回数が多ければ多いほど、明晰な夢を見る確率が高くなります。夢を思い出すことがまだまだ十分でないのだなと再読してわかりました。朝起きてのルーティンをこなしたい意欲が、夢を思い出すことよりも大きかったんですね。ちょっとこの比率を見直してみようと思います。2017/04/22
デビっちん
19
再読。やっぱり、この本を読んだその日は夢を覚えていやすい。たぶん、意識の問題のような気がします。後味悪い夢だったけど(笑)2020/03/01
デビっちん
17
再読。イメージ力が高いほうが明晰夢を見やすくなるとな。なるほどなるほど。2019/03/26
Minamihama
11
クリストファー・エヴァンズ 「夜の風景」 夢見は脳コンピュータの「オフライン」(CPUと直結しないで作動する)タイムである。 オンライン:データがCPUを呼び動作開始。 オフライン: CPUがデータを取りに行く動作。 つまり、5感覚からの動作を必要とせずCPUが自己メンテナンスを行う工程。 は言い得て妙。2022/05/21
デビっちん
10
明晰夢は、明晰な意識のもと夢と知りながら夢を見ること。明晰でない夢見は受動的であり、明晰夢は能動的に創造している。明晰夢で獲得した知識は、覚醒時の生活に役立つし、逆もまた真である。明晰夢の取得の必要条件は、意欲と夢をよく思い出すことの2点。充分リラックスして横になりながらも、注意深い状態でいる。注意の集中を要する精神活動を連続させる。あらゆることを体験できるのは、物理的空間ではなく、心的空間である。夢を見ることで眠りという墓場からよみがえる。物理法則に縛られない自由な世界を、夢の中で体験してみたい。2015/05/24