内容説明
「うれしいこと」の否定が心身症・精神病の原因となる。30年に及ぶ豊富な臨床経験から、人間の心の奥底に秘められた驚くべき仕組みを明らかにする。現行の人間観を覆す異色の理論。
目次
第1章 無意識から見た人間像
第2章 徒弟時代
第3章 反応を追いかける
第4章 抵抗の発見
第5章 知識と実感の間―一般に見られる抵抗
第6章 孤立妄想
第7章 隠された前提
第8章 共同妄想とその裏面
著者等紹介
笠原敏雄[カサハラトシオ]
1947年生まれ。70年、早稲田大学第一文学部心理学科卒業。永野八王子病院を経て、北海道小樽市の医療法人北仁会石橋病院にて、小坂療法による精神分裂病の心理療法を5年ほど続け、78年より、東京都大田区の医療法人松井病院で、独自の方法を開発しつつ、主として心身症の心理療法に従事。96年4月、東京都品川区に“心の研究室”開設、現在に至る
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