内容説明
西洋心理学と東洋宗教を統合し人間の発達可能性を極限まで探求する。人間の成長可能性のヴィジョン。
目次
プロローグ
意識の初歩的根源
テュポーン的自己
メンバーシップの自己
心的・自我的領域
変容のシンボル
ケンタウロスの領域
微細領域
元因および究極領域
発達の形式〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gotoran
49
発達心理学的見地から、人の心の成長・意識の進化を段階的に捉え直している。意識の初歩的根源、デュポーン的自己、メンバーシップの自己、心的-自我的領域、ケンタウロスの領域・・と考察が進められていく。様々な思想流派の部分真理を列挙し、それらを統合し、全体的な見取り図を描き出している。東洋と西洋の考え・学問を、お互いに否定することなく称揚し、超越するような解説で人間内面の理解・解決に結び付くヒントが得られるK.ウイルバーの難解であるも洞察に満ちた魅力的な作品に興味深々。2018/01/29
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- 和書
- 悪女 創元推理文庫