出版社内容情報
なぜ今、極右が世界にはびこるのか。
その脅威に抗うフランス人記者が憎悪と分断のメカニズムを解き明かし、連帯と抵抗への燈を灯す。
フランスのジャーナリスト、サロメ・サケ。彼?の分析は明快で揺るがない。?洋が誇る?道的な社会モデルは今、危機にさらされている。再び「共にある」ことを思い出し、?ち上がる必要がある、と――。フランスに限らず、世界各地で極右勢力は同盟を組み、メディアを席巻し、人々にとって「当たり前」のものになりつつある。その台頭に強く警鐘を鳴らす本書は、フランスで40万部を超えるベストセラーとなり、今まさに注目を集めている(2025年に『Quotidien』誌エッセイ賞、ウェブサイト「Babelio」エッセイ賞をそれぞれ受賞)。
解説:大嶋えり子(慶應義塾大学准教授)「知をもって抵抗するために」
「曖昧な態度が「新しいファシズム」に加担したのだ。
主権者よ、沈黙や黙殺のその先に何があるのか――。」
川中だいじ(日本中学生新聞)推薦
【目次】
はじめに
背後から撃て
迫りくる危険
フランスにおいて極右とは何か
論争のなか清算されることのない歴史
全方位に張りめぐらされるレイシズムとナショナリズム
女性やLGBTQIA+の権利に対する脅威
圧力を受ける報道機関
ヨーロッパで露わになる極右の実像
独裁体制は民主主義国家から生まれる
極右勢力の国際同盟
ファシズムの見抜き方
世界に広がるファシズムの兆候
憎悪の兆候――極右が命を奪うとき
極右派による暴力の激化
懸念されるフランスの状況
見過ごされてきたテロの脅威
加速主義――政治戦略としての暴力
文化戦争
メディア戦争
支配強化のための情報操作──ヴァンサン・ボロレ
極右が悪を吹き込むとき
シンクタンク――「混沌のエンジニアたち」
意味論的闘い
世論空間を席巻するアイデンティタリアン語彙
メディアによる国民連合の「脱悪魔化」
デジタル戦争
ソーシャルメディアを駆使する政治家たち
反動的「ライフスタイル」の拡大
ファショスフェール――過激思想が日常になる場所
フェイクニュースがつくる「別の現実」
いざ抵抗を
無関心の害
憤りを封じる社会
惰眠をむさぼることの危険性
中立と縁を切る
ジャーナリストの中立性は存在しない
「中立」という幻想――関与と運動のあいだで
「中立」は免罪符にならない――常に問われるジャーナリズムの責任
知は力である
身近な人との情報共有
人を説得するには
メディアの多様性の支持
連帯と絆を取り戻す
軽蔑の応酬は止めよう
共同体の取り組みへの参加
シンボルの力
抵抗に生きる創造性
新しい物語をつくる
たゆみなく支えながら、自らも支える
喜びの追求
目を覚まそう
推薦図書
註
謝辞
解説「知をもって抵抗するために」(大嶋えり子)
訳者あとがき
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