出版社内容情報
〈日本文化〉にメスを入れ、その自明性をDNA分析から認知科学や宗教学に至るまでのあらゆる側面から検証し、問い直す待望の論集。〈日本文化〉は、はたして日本独自のものであり、伝統的で優れたものなのか。あたかも自明のものとされている前提にメスを入れ、DNA分析・認知宗教学・リバースエンジニアリングなどの最先端の科学とグローバルな視点から検証する。
井上 順孝[イノウエノブタカ]
1948年、鹿児島県生まれ。東京大学大学院博士課程中退。現在、國學院大學神道文化学部教授、國學院大學研究開発推進機構長、宗教情報リサーチセンター長。博士(宗教学)。専門は、宗教社会学、教派神道や新宗教研究など多岐にわたる。著書に、『現代宗教事典』(編)『教派神道の研究』『海を渡った日本宗教』『新宗教の解読』『神道』など多数。
國學院大學日本文化研究所[コクガクインダイガクニホンブンカケンキュウジョ]
内容説明
“日本文化”は、はたして日本独自のものであり、伝統的で優れたものなのか。あたかも自明のものとされている前提にメスを入れ、DNA分析・認知宗教学・リバースエンジニアリングなどの最先端の科学とグローバルな視点から検証する。
目次
はじめに 複雑な渦の中にある“日本文化”
第1章 DNAで読む日本人の形成史
第2章 神仏はなぜ人のかたちをしているのか―擬人観の認知科学
第3章 アフォーダンスと生態学的倫理の構築
第4章 ローカルな生活世界から見える現代日本―人類学者の視点から
第5章 現代日本宗教のリバースエンジニアリング―今を観察することから始める
著者等紹介
井上順孝[イノウエノブタカ]
1948年生。國學院大學神道文化学部教授・同研究開発推進機構長。博士(宗教学)。宗教社会学が専門。東京大学文学部卒。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学文学部助手、国学院大学日本文化研究所教授をへて現職。(公財)国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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