内容説明
なぜ我々の知能は低下し、それは未来に何を意味するのか…。現代社会における知能遺伝子の劣化のありようと、その綿密な分析から知能の歴史的展開を詳細に描く。生物学から進化心理学、さらに社会科学・歴史学へと連続する統合的な人間学ともいうべき科学的真理探求の書。
目次
人が月に行ったなんて本当?
知能とは何か
知能が進化してきた理由
産業革命 知能上昇の頂点
性格とは何か
天才の出現
知能の進化の逆転現象
「我々は賢くなり続けている」という幻想
一般知能の低下の科学的な根拠
知能低下と文明の盛衰
文明圏における一般知能の推移
西洋文明の運命
光の消滅
著者等紹介
ダットン,エドワード[ダットン,エドワード] [Dutton,Edward]
フリーランスの研究者・著述家。1980年、ロンドン生まれ。現在はフィンランド北部のオウルに住んでいる。2002年にダーラム大学を神学専攻で卒業し、2006年にアバディーン大学から宗教学の博士号を取得した。彼の論文は、福音派キリスト教に属する学生に対する、参与的な観察であった。その後、オランダのライデン大学、スウェーデンのウメオ大学の客員研究員になり、サウジアラビアのサウード王大学の研究チームのコンサルタントをつとめている。フィンランド・ルター派の聖職者と結婚して2人の子供がいる
ウドリー・オブ・メニー,マイケル・A.[ウドリーオブメニー,マイケルA.] [Woodley of Menie,Michael A.]
1984年、イギリス南部のギルフォードで生まれた。ニューヨークのコロンビア大学で進化・生態と環境生物学の学位を取得。ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイでの博士課程では、シロイヌナズナArabidopsis thalianaの生態的な生活史の、分子生物学的な特徴について研究した。その後すぐに、研究対象を植物から、ヒトの進化的な行動生態学に変えた。ベルギーのブリュッセルにあるアムステルダム自由大学のレオ・アポステル学祭研究センターの研究員である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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