内容説明
狩りを忘れた男、踊りを忘れた女。神話的時間の中に流れるセクシュアリティ。カリスマ精神科医とアーティストが男の内なる“女らしさ”と女の内なる“男らしさ”をめぐって繰り広げる、スリリングな対話。
目次
第1章 二一世紀の女性性(“わたし”のアイデンティティ;誕生―カルマをもって生まれる;ベーシック・セキュリティ ほか)
第2章 生命をはぐくむスピリチュアルな身体(お産のありかた―根を持つことに戻る;父性と洗礼と近代医学;女性性の神話的復元 ほか)
第3章 両性具有の時代へ―二一世紀の男と女(男性の内なる女性性;神話的時間を生きる;父性と母性をこえて ほか)
著者等紹介
加藤清[カトウキヨシ]
1921年、神戸生まれ。京都大学医学部卒業。同医学部助教授をへて、72年、国立京都病院に精神科を創設する。86年、同病院退官後、現在、隈病院顧問医師。精神病理・精神療法学会、芸術療法学会ならびにセラピストを数多く育てる
宮迫千鶴[ミヤサコチズル]
画家、評論家、エッセイスト。1947年、広島県生まれ。1970年、広島県立女子大学文学部卒業。画家としての活動と共に写真・美術評論、女性の視点から文化論を展開。伊豆高原に転居後は自然や暮らし、身体・いのち・霊性の不思議に着目、多くのエッセイを発表。1992年、『緑の午後』(東京書籍)が“世界でもっとも美しい本展”(ライプチヒ)で銀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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