殺人者の精神科学

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393332139
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

池田小学校事件やバスジャックなど精神に問題があると見られる犯罪者に司法と医療はどう対処すべきか。知られざる精神病院や患者の実情,報道の無知,保護者の責任を暴く。

内容説明

精神障害犯罪者をどう処遇すべきか?いや、そもそも精神障害とは何なのか?われわれは実は何も知らないのではないか?精神病院の実態、世間の誤解と偏見、政府・与党の対応策の問題点、お粗末な精神鑑定、マスコミ御用達心理学者のでたらめ、報道の負の影響、具体的事件の分析から見えてくる保護者の責任逃れと世論の共犯関係など、徹底した取材と臨床体験から、精神科学のかかえる困難と現代社会の矛盾を暴きだす。

目次

序章 精神医療の現場から
精神病院が荒らされるとき―精神病院の限界容量
触法精神障害者問題にどう対処するか
佐賀バスジャック事件を検証する―親子はどこまで向き合っていたのか?
現地で読み解く佐賀バスジャック事件
バスジャック少年の両親の手記を斬る
母親たちの情報強迫―春菜ちゃん殺害事件と佐賀バスジャック事件を取材して
強制入院をめぐって
マスコミ報道と少年犯罪の底深い共犯関係
殺人者の精神科学
緊急声明 触法精神障害者問題への新法案徹底批判