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出版社内容情報
明治から平成までの主要な殺人事件――高橋お伝事件から神戸児童殺傷事件までの59件を編年体に網羅。20世紀を総括する書下ろし1300枚の山崎「事件論」の集大成!
内容説明
希有な短篇小説集を読むような、あるいは劇的な俳優たちに出会っているような、事件を物語として記述しながら、今世紀を総括する書下し1300枚の山崎「事件論」の集大成。
目次
明治(原田きぬ事件;高橋お伝事件 ほか)
大正(鈴ケ森おはる殺し事件;大米龍雲連続尼僧殺人事件 ほか)
昭和「戦前」(岩の坂もらい子殺し事件;増淵倉吉首なし死体事件 ほか)
昭和「戦後1」(小平義雄事件;片岡仁左衛門一家惨殺事件 ほか)
昭和「戦後2」(大久保清事件;ピアノ騒音殺人事件 ほか)
平成(幼女連続誘拐殺人事件;森安九段刺殺事件 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
10
浜松・聾唖者による殺人事件。犯人中村誠策は、鑑定人に身振り手振りや筆談により面談を受ける。「鳩、カラス、雀」は知っているが、その上位観念の「鳥」は判らなかったという。また、丹下左膳を尊敬しており、その真似をし、更に金銭が手に入ればなお良いという彼なりの知恵があったらしい。九名殺害もすべて夢の中。昭和十九年六月に死刑確定。彼はそれを理解していたのだろうか。2019/03/25
ゆずりは
0
時系列で短編集を読んでるような気分だったが、全部実話…。事実は小説よりも奇なりを実感する。金銭的な価値観が時代ごとにどんどん変わるのが興味深かった。どの話も、特別な人が起こしたものでなく、犯罪者の一線は存外近いところにあるのかもと思う。2021/09/25
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