どこでもないところからの眺め

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どこでもないところからの眺め

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  • サイズ B6判/ページ数 456p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393329047
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

有限の存在である自己の超越への希求と、消し去りえぬ自らの固有性。両者の葛藤が産みだす、心、自由、倫理、生死といった数々の難問と格闘し、思考の限界に挑戦する現代の賢人ネーゲルが浮かびあがらせる哲学の本当のすがた。

目次

はじめに
頭のなかで起こっていること
頭のなかの出来事と身体
客観的自己
知識
思考と現実
自由
価値
倫理
正しく生きることとよく生きること
誕生と死、生の意味

著者等紹介

ネーゲル,トマス[ネーゲル,トマス][Nagel,Thomas]
1937年、ユーゴスラヴィア生まれ。1958年にコーネル大学を卒業。1960年にオックスフォード大学でBPhil、1963年にハーバード大学でPh.D.を取得。カリフォルニア大学バークレー校やプリンストン大学で教鞭を執ったのち、現在はニューヨーク大学教授。専門は、認識論・心の哲学・倫理学・政治哲学

中村昇[ナカムラノボル]
1958年、長崎県佐世保市生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、中央大学教授。専攻は哲学

山田雅大[ヤマダマサヒロ]
1972年、埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。ニューヨーク大学大学院哲学専攻修了。Ph.D.取得。現在、クレアモント大学院大学Assistant Professor。専攻は認識論

岡山敬二[オカヤマケイジ]
1970年、北海道岩見沢市生まれ。北海道大学文学部卒業。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。中央大学博士(哲学)。現在、中央大学非常勤講師。専攻は現象学

齋藤宜之[サイトウヨシユキ]
1978年、群馬県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在、同博士後期課程在学。専攻は哲学・倫理学(特にカント)

新海太郎[シンカイタロウ]
1978年東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。専攻はベルクソンの時間論

鈴木保早[スズキヤスミ]
1075年山梨県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。専攻はキルケゴール(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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34

22
知性が同意できることと理性が満足することのあいだには根本的な不一致がある。ネーゲルはそのことに対してあまりに無関心じゃないか。その点で内容には不満があるけれど、しかしこのタイトルは比類なく美しい。どこでもないところ(no-where)からの眺めが可能であるということに知性は無理なく同意することができるが、理性はそもそもどうしてそれが可能なのかと問わざるをえない。そしていかなる客観的な原理もいまここ(now-here)からの眺めを説明するに足るものでないという事実は、理性からささやかな満足を引き出すのだ。2017/05/17

odmy

0
「どこでもないところ」から眺めれば、人生は取るに足らないし、自分の幸せなんて捨てて社会全体のために尽くせばいいということになる。でも「私」から見れば私の死は世界そのものの消滅のように思われるし、少しでも自分が長く生きたいと思う。どちらが正しいというのではなくて、人はそういう矛盾の中で生きなければならないのだということを論じる本。最終章では悟りを開いたようなパーフィットの議論が批判的に扱われるけれど、ネーゲルも仏教っぽいところはあると思う。親鸞のように、悟れない衆生へのまなざしを捨てないのがネーゲルなのだ。2025/05/11

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