出版社内容情報
シュタイナー霊学の原型としてのゲーテ研究。ゲーテの考え方・生き方とシュタイナー思想はどう関わるか。古代ギリシア以降の哲学思想の流れを展望し、自然学にもとづく克明な自然観察を展開する古典主義者ゲーテの世界観をシュタイナー独自の視点から現代的再構築を試みる。
内容説明
若き日のシュタイナー、よみがえるゲーテ。一人ひとりが真の認識をめざす世界観への道。
目次
西洋思想の中のゲーテ(ゲーテとシラー;プラトンの世界観;プラトンの世界観の諸結果;ゲーテとプラトン的世界観;人格と世界観;宇宙諸現象のメタモルフォーゼ)
百年前のドイツ神智学
血はまったく特製のジュースだ
神智学と社会問題
ゲーテ主義の未来(善と悪の逆転;目覚めへの霊学)
著者等紹介
シュタイナー,ルドルフ[シュタイナー,ルドルフ] [Steiner,Rudolf]
1861‐1925。ハンガリーのクラリエヴィェベック(現クロアチア)に生まれる。ウィーン工科大学卒業。ゲーテ学者、哲学者として活躍した後、1902年、神智学協会ドイツ支部書記長に就任。1913年、神智学協会を離れ、人智学協会を設立。霊学的観点から新たな総合文化の必要性を説き、その影響は宗教、芸術、教育、医療、農法、経済など、広範な分野に及ぶ。1925年、スイス・ドルナハにて逝去。著書・講演録多数
高橋巖[タカハシイワオ]
東京、代々木に生まれる。慶應義塾大学文学部大学院修了後、ドイツに留学。ミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学ぶなか、シュタイナー思想に出会う。1973年まで慶應義塾大学で教鞭をとる(美学・西洋美術史を担当)。1985年、日本人智学協会を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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