出版社内容情報
他者の心、規範、行為の意味、コミュニケーションの可能性など現代哲学の根底に渦巻く謎に挑んだ名著が帰ってきた! 思索の発展による変更点を補注に付し、現在の野矢哲学への道のりを「その後の航海」として追補した本書は、野矢哲学23年の歩みの軌跡。
内容説明
他者の心。規範。行為の意味。コミュニケーションの可能性。現代哲学の根底に渦巻く謎を考え抜く知的冒険、再び!初版から23年の思索の変容を補注に付し、現在への軌跡とこれからの展望を「その後の航海」として追補した増補改訂版の誕生。
目次
1 他我問題(他者という謎;「他人の痛み」の意味 ほか)
2 規範の他者
(「意味」という幻想;クリプキの誤謬 ほか)
3 行為の意味(行為のアポリア;身体と環境 ほか)
4 他者の言葉(コミュニケーションという行為;グライスのパラドクス ほか)
36 その後の航海(思考と言語;語りえぬもの ほか)
著者等紹介
野矢茂樹[ノヤシゲキ]
1954年、東京都生まれ。1985年、東京大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科教授を長く務め、現在、立正大学文学部哲学科教授、東京大学名誉教授。専攻は、哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
2
他我問題: 他者という謎 他人の痛みの意味 大森荘蔵の「他我の意味制作」論 フッサールの他我構成 自我から他我へという袋小路 逆転スペクトルの懐疑 無痛人間の痛み理解 世界の眺め 感覚と知覚 身体の人称性 知覚因果説の誤り 規範の他者 意味」という幻想 クリプキの誤謬 根元的規約主義 論理の作成 言語ゲームと他者 アスペクト論 反転する世界 自己知の謎 行為の意味;行為のアポリア 身体と環境 意図の在りか 他者の言葉 その後の航海:思考と言語 語りえぬもの 行為空間の他者 眺望論 心の在りか2024/02/28
takao
1
ふむ2025/05/04
Dwight
1
各論は納得いかないのだが総論は理解できない。寝る。2024/03/12
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- 和書
- 変わってるから困ってる