出版社内容情報
95歳の老哲学者が説く人生の極意。道元、良寛、親鸞、荘子、パウロ、西田幾多郎、セネカ、……多くの思想家たちの言葉から、すべてが衰亡していくなかにあっても、執着を捨て、あるがままを受け入れ、ただ生きる、それが幸福に生きる方途だと明らかにする。
内容説明
かつて、量子力学と科学哲学に熱中した若者が、九十五年の人生を経て、後世に遺したい言葉。ウィトゲンシュタイン研究の大家であり、禅や西田幾多郎などの東洋の思想にも通暁した老境の哲学者による、人生論の極北。執着を捨て、自受用三昧に、更には自然法爾に生きるには―。
目次
1 序
2 私の「死生観」
3 本についての残す言葉
4 人生論―「自受用三昧」に生きよ!
5 補説(2)
6 井筒俊彦『意識の形而上学―『大乗起信論』の哲学―』を読む
7 人生論―「自然法爾」に生きよ!
8 後書
9 余滴―中野孝次『ローマの哲人 セネカの言葉』を読む
著者等紹介
黒崎宏[クロサキヒロシ]
1928年、東京に生まれる。東京大学大学院哲学研究科博士課程単位取得退学。長らく成城大学教授を務め、現在は成城大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 椎名高志の漫画術