独在性の矛は超越論的構成の盾を貫きうるか―哲学探究〈3〉

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独在性の矛は超越論的構成の盾を貫きうるか―哲学探究〈3〉

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  • サイズ 46判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393324028
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

出版社内容情報

なぜひとつだけむきだしの心が与えられているのか。なぜ私である人と私でない人が存在するのか。ウィトゲンシュタイン、ザハウィ、大森荘蔵らを参照しながら、新局面を伐り拓いて螺旋状に深化していく、私・現在・世界をめぐる永井独在論哲学の現在地。

目次

いかにして心や意識は他の諸々の存在者と同種の並列的存在者となりうるのか
そもそもなぜ私である人と私でない人が存在するのか
懐疑論は本当は何を問題にしているのか
問題の概念化とそのうえでのさらなる懐疑の可能性
「クオリア」と「ゾンビ」の真の(隠された)意味
自己意識・再論(1)―世界は実在しない
自己意識・再論(2)―世界には矛盾が内在している
独在性の問題と「私」の主体としての用法との関係
ヘクター=ネリ・カスタネダの発見も独在論的に解釈されねばならない
シドニー・シューメイカーの洞察も独在性によって根拠づけられねばならない〔ほか〕

著者等紹介

永井均[ナガイヒトシ]
1951年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業・同大学院文学研究科博士課程単位取得。信州大学人文学部教授、千葉大学文学部教授、日本大学文理学部教授を歴任。専攻は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

36
「言語とは、何かを伝えようとする側とそれが伝わる側とのあいだに、どちら側から見ても同一の事柄があるという前提のもとではじめて成立する伝達の方法だからである。すなはち、それは、一つの客観的世界というものがあって、すべてがその一つの共通世界に収まるという前提のもとで成立する仕組みなのであって、逆にいえば、その仕組みこそがそのわれわれの世界をはじめて創り出している、」伝えようとする概念が言語を発した瞬間、そこからすり抜けていくために、また同じことを挑んでみる必要がある。問題は、概念があり、その概念を言語で伝える2022/10/29

テツ

13
永井先生が仰っていた「哲学は祈りを拒否する祈り」「それでもそこ(哲学)には究極的には一種の信仰があるからだ」という意味が何となく理解できた(と錯覚できた)気がする。ライフワークでありおそらく死ぬまで追い続けるのであろう永井哲学の原点であり決して至れない〈私〉についての諸々。その周囲を探りながらあくまでも理詰めで論理的に考え続けるという姿勢を放棄しない姿には信仰に基づく祈りの香りがする。妥協せず逃避せず哲学し続ける在り方への信仰。哲学書を流し読みし考えている気分に浸るぼくらには手の届かない人生の構築。2023/08/01

ユ-スケ

2
今回も議論についていくのがたいへんにハード いや、ほとんどついていけていないのかもしれない・・ ただ、永井さんがテーマにしている〈私〉とは、それを「私」と呼んでしまった時点からなにか根本的に本質的な部分が変化してしまったのだろうなあ それはいつのことだったのか、どうしてそんなことが起こったのか、自分なりに考えてみたいと思った次第 あるものが言語化されるとそれが別次元のもののようになってしまうというのは不思議かつ、この世のカラクリでもあるような気がする2025/03/08

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