現代哲学への招待<br> 進化という謎

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現代哲学への招待
進化という謎

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  • サイズ B6判/ページ数 388,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393323540
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0010

出版社内容情報

男が浮気するのも遺伝子のせいなのか? ダーウィン戦争から利己的遺伝子や進化心理学まで、進化論の多彩なトピックを哲学的に考察。

【著者紹介】
1963年生まれ。京大理学部卒業、東大院科学史・科学基礎論専攻修士課程修了。東北大院文学研究科哲学専攻博士後期課程中退。慶應大博士(哲学)。現在、東海大学総合教育センター教授。専門は科学哲学、特に生物学の哲学。著書に『進化論はなぜ哲学の問題になるのか』(共著)など。主な論文に“Analyzing ‘Evolutionary Functional Analysis’ in Evolutionary Psychology” (Annals of the Japan Association for Philosophy of Science, Vol. 16, 2008)、「遺伝子選択説をめぐる概念的問題」(『生物科学』60-4、2009年)。訳書に、ジュリアン・バジーニ+ジェレミー・スタンルーム編『哲学者は何を考えているのか』(春秋社、2006年)、エリオット・ソーバー『進化論の射程――生物学の哲学入門』(共訳、春秋社、2009年)、・キム・ステレルニー+ポール・E・グリフィス『セックス・アンド・デス』(監修・解題、春秋社、2009年)がある。

内容説明

遺伝的決定論や還元主義、創造論から利己的遺伝子、進化心理学など、激論のつづく熱いトピックスを考察、その哲学的問題を浮き彫りにし、論争の裁定をも試みる刺激的な論考。現代哲学のスターに躍り出た生物学の哲学の豊饒さを存分に味わえる一冊。

目次

第1章 進化論と哲学(疾風怒涛の一九七〇年代;「遺伝的決定論」の問題圏;「遺伝子と環境との相互作用」という言説 ほか)
第2章 適応主義をめぐる論争(適応主義論争前史;宣戦布告;適応主義からの反撃 ほか)
第3章 遺伝子の目から見た進化(説明的適応主義から利己的遺伝子説へ;対立遺伝子選択説とその批判;ヘテロ接合体優位の事例に基づく対立遺伝子選択説批判 ほか)

著者等紹介

松本俊吉[マツモトシュンキチ]
1963年、愛知県瀬戸市に生まれる。1988年、京都大学理学部物理学科卒業。1991年、東京大学理学系大学院科学史・科学基礎論専攻修士課程修了。1995年、東北大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程中退。2012年、慶應義塾大学大学院文学研究科から論文博士号(哲学)。現在、東海大学総合教育センター教授。専門は科学哲学、特に生物学の哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オブ犬

3
進化論に関する哲学的な問題を考察していく1冊。進化論をどう捕らえていくのか、自然選択はあるのかないのかどの程度なのか、環境との関係は、など。他の物理などの科学と違って広範囲で多様性があってカオスな部分もあるので簡単な法則で客観的な結論を出せないのでそれをどう解釈するかが哲学的な問題になりやすいのかな。最後の進化の単位の話はちょっと難しかった。2016/09/30

memoma

3
本書と同じ「現代哲学への招待」シリーズのエリオット・ソーバー『進化論の射程』(ちなみに松本俊吉氏が翻訳者の一人)が良かったので、こちらにも手を出してみた。丁寧な文章と興味深い内容で期待に違わずおもしろく読み進むことができたが、終盤でのステレルニーらによる「因果一様性の原理」批判から著者によるウォーターズの「二面作戦」批判までの流れは、議論が二転三転(悪い意味ではなく)複雑化して頭がくらくらした。最後に紹介された「選択の単位」の意味の問題は尻切れトンボな感がある。いつか新刊で続き(があるのなら)を読みたい。2015/07/08

Rahuka

2
進化を起こしてきたのは対立遺伝子か遺伝子型かーニワトリが先か卵が先かという問題にも似た、生物科学哲学における一つの課題をめぐる戦いのプロセスと研究について徹底的に批評・考察する。現存の自然環境だけでは何も解明することができない故に、最早「歴史科学」とも言ってしまえるのでは。生物学におけるマクロな視点の重要性を思い知らされる。科学哲学超初心者のわたしでも非常にわかりやすく、著者による要点を抑えた解説はこの上なくありがたかった(それでもカウフマンのNKモデルについてはよく理解できなかった…)。2015/03/09

Votoms

1
進化論と生物学の哲学を外観するのに読んだ。やっぱこの分野は色々と抽象的な議論が多くて難しい。もっと哲学を勉強したら再読してみたいと思う。2021/04/29

ジモー

1
「高次レベルの状態や性質が、提示レベルの状態や性質によって多重に実現されている場合、前者は後者に認識論的には還元できない、つまりそれは説明の道具として自律的な役割を担っている」2014/09/18

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